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CPUは、PC全体の挙動に影響を与える重要パーツですから、選ぶ際には慎重にならなければなりません。
とはいえ、見るべきポイントはある程度決まっていますので、恐れることもないのです。
ここでは、「ゲーミングPC向け」を中心とした「CPUの選び方」と「おすすめCPU」についてお話ししていますが、一般用途においても基本的な部分は同じですから、参考にして頂ければと思います。
それでは、これから「CPUの選び方」について、お話ししていきますが、分かりやすいように必要となる予備知識をその都度入れていく構成となっていますので、順を追って読んで頂ければと思います。
また、CPUの基礎知識については、CPUのスペックの見方と用語解説でお話ししていますので、適宜参照して下さい。
現在の「PC向けCPU」の開発会社といえば、Intel(インテル)かAMD(エイエムディー)の「二者択一」です。
そこで、まずは「IntelとAMD、どちらが良いのか」からお話しします。
さて、「2強」とはいうものの、実は少し前までは「シェア」でも「性能」でもIntelが圧倒的でした。
しかし、AMDが満を持して投じた新ブランド「Ryzen(ライゼン)」の出来が素晴らしく良かったため、AMDは息を吹き返したのです。
ただ、それでもまだIntelには勝てませんでした。
CPUにおいてプログラムを処理する部分を「コア」といいますが、AMD CPUはコアをたくさん使うプログラムには強くなったものの、「シングルスレッド性能(1コア当たりの性能 」が弱かったため、ゲームを含めた「多コアが有利にならないソフト」では、どうしてもIntelに及ばなかったのです。
そして、多コアが有利になるソフトは限られていますから、一般ユーザーの中でも特に性能を必要とする人には「おすすめしづらい」というのが、AMD CPUの評価でした。
それが、「Ryzen 3000シリーズ」の登場で一気に変わりました。シングルスレッド性能が凄まじく伸びたのです。その結果、「第9世代Core(Intel)」と「第3世代Ryzen(AMD)」はほぼ同等か、あるいはコスパを含めるとAMDに分があるほどに状況が変化しました。
さらに、お互い世代が1つずつ進んだ結果(現行世代)、「第4世代Ryzen(Ryzen 5000シリーズ、4000番台はスルーされたため存在しません)」がシングルスレッド性能においても「第10世代Core」を完全に凌駕しました。これで性能面においては、AMD CPUが勝利を収めたことになります。
ただし、ゲームにおいては、Intelの上位CPUが「最適化(特定の環境向けにパフォーマンスを上げること)」の面で優位性を保っていますので、AMDの完勝とまではいい切れない部分もあります。
とはいえ、極度にIntelに最適化されたソフトを使用する場合を除いて、現在のファーストチョイスCPUはAMD Ryzenであるといっても過言ではないでしょう。
CPU性能に大きな影響を与える「コアの数」についてのお話しです。
ゲーミングPC用のCPUは「4コア」というのが、以前の定説でした。一体何故なのでしょうか?
その答えは「以前のハイスペックCPUのコア数が4つだったから」となります。つまり、あまり普及していない「6コア以上のCPU」を基本に据えても、ユーザーを選ぶだけになってしまうため、作り手の得にはならなかったということです。
しかし、長らく続いた「4コア時代」も終わり、ようやくコア数を増やす方向に向かって、現在では最新の「ミドルクラスCPU」でも「6コア」が基本になっています。
普及帯であるミドルクラスCPUが6コアになったということは、これからのソフトは6コアを基本にして作られることが予想されるということです。
また、CPUにはSMTという機能を備えたブランドも存在します(Intelでは、これを「HTT」と呼んでいます)。
SMTは、CPUの余っている装置を有効に活用して処理能力を高める機能で、場合によってはコアの性能を倍近くまで高めることもありますが、一般的には「20~30%」程度の能力上昇といわれています。
仮に、SMTの性能アップを「25%」とした場合の「コア/スレッド数ごとの平均的な能力」は以下の表のようになります。ただし、ハイエンド向けの特殊なCPUとロースペックCPUを除いた、実際に存在するコア/スレッド数に限定しています。
コア / スレッド数 | 平均的な能力 |
---|---|
16 / 32 | 20 |
12 / 24 | 15 |
10 / 20 | 12.5 |
8 / 16 | 10 |
8 / 8 | 8 |
6 / 12 | 7.5 |
6 / 6 | 6 |
4 / 8 | 5 |
4 / 4 | 4 |
SMTを持つタイプは「スレッド数」が2倍になっていますが、例えば「6コア12スレッド(6C/12T)」であれば、「SMTが全く効かなければ6コア、最大限効けば12コア、平均すると7.5コア相当の性能」というような意味になります。
ただし、コア数もスレッド数も、増やせばそれだけ性能が上がるという訳ではありません。確かに、ある程度はOSが処理を上手く振り分けてくれますし、PCではたくさんのソフトが動いていますから、コアが多いということがメリットになることもあるでしょう。
しかし、ソフトウェアがコアを有効に使うようにプログラミングされていなければ、いくらコアがたくさんあったとしても、その性能を発揮しきるのは難しいのです。コアが10個あっても、ソフトが2、3個しか有効に使えないようであれば、残りのコアは遊んでしまうからです。
それだけではありません。実はコアが多いことが、何と「性能低下」に繋がることさえあるのです。この点については、[4]: ハイエンドCPUは不要でお話しします。
「コア数」と並んでCPU性能に多大な影響を与えるのが、「クロック周波数」です。
コア数はプログラム次第で効率が変わってくるため、「多ければ多いほど良い」という単純なものではないことはお分かり頂けたかと思います。
それに対して「クロック周波数」は、「コアの処理スピード」を表すものですから、この数値が高ければ高いほど高性能というのは確実です。同じコアならば、基本的に「1コア当たりの性能」はクロック周波数に比例します。
ただし、「CPUの設計(アーキテクチャ)」が異なる場合は、「クロック当たりの性能」が変わってくるため、全てのCPUがクロック周波数だけで比較ができる訳ではありません。
さて、クロック周波数に関しては、重要なポイントがあります。それは、ターボについてです。
ターボとは、負荷が掛かった時に動作クロックを自動でアップする機能のことで、これをIntelでは「ターボブースト」、AMDでは「ターボコア」と呼んでいます。ゲームを含め、ソフトの実行時に目安とするのは、この「最大クロック」になります。
IntelもAMDも「ミドルクラス以上のブランド」のCPUにターボ機能は付いていますので、ターボの有無に関しては特に気にする必要はないのですが、格上のブランドほど最大クロックが高かったり、同じブランド内でもCPUによってクロック差が小さくなかったりすることもありますので、そういった点はしっかりとチェックする必要があるでしょう。
重要なポイントはもう1点あります。それは、クロック周波数の上限を引き上げる「オーバークロック(OC)」と呼ばれる技術についてです。
ターボ機能は、負荷に応じてシステムが自動でクロックを上げ下げする技術ですが、OCはユーザーが自分で設定を変えることで、最高クロックを半ば無理やり引き上げるような仕組みです。
クロックを上げると電力が不足することもありますので、その場合は安定動作のために電圧を上げなければなりません。しかし、その結果CPUが壊れてしまうこともあり得ますので、OCは危険な行為といえます。
また、故障までいかずとも消費電力(発熱)が増加したり、その熱により他のパーツに悪影響を及ぼすこともあるなど、デメリットも小さくはありません。
そんなOCですから、誰もがやるべきことではなく、それどころかむしろやらなくて済むならばやらない方が良いくらいなのですが、「それなりの性能を持つゲーミングPC」にはOC可能なCPUを「おすすめ」したいと思います。
その理由は、CPUがボトルネック(制約)になって生じる「カクつき」を回避できる可能性があるからです。
これは「ミドルクラスGPU」を使う場合にはあまり意味がありません。ミドルクラスゲーミングPCでは、カクつきなどの制限はあって当たり前だからです。
よって、対象となるのは「ハイエンド級」や「ハイクラス」のゲーミングPCということになりますが、これらを使うことの意義は「最高の環境」にあるはずです。露骨なフレームレートの低下はいうまでもないですが、カクつきに気づくということは、いわゆる「没入感」を削がれてしまうことを意味しますので、これではせっかくのハイスペックが台無しとなってしまいかねません。
また、FPSゲームなどはコンマ数秒の戦いですから、カクつきは致命的です。テクニックで負けるならば仕方がないですが、環境により負けるのは何ともいえない気持ちになるものです。
そこで、奥の手としてCPUのOCを行うことで、本来であればさらに性能の高いCPUに買い換えなければならないところを、延命させることができるということです。
OCがもたらしてくれる効果自体は限定的かもしれませんが、OCを通じてPCの知識が深まったり、PCいじりの楽しさに気づくこともありますので、そういった面からも「おすすめ」したいと思います。
さて、OCの条件についてですが、ここでは簡単に触れるだけにします。
まず、AMDのOCは「チップセット」が「X系」か「B系」であることですが、要は「A系以外」ならば良いだけで、「CPU」側に条件はありません。
Intelの場合は「チップセット」が「X系」か「Z系」で、「CPU」はプロセッサナンバーの末尾に「X」か「K」が付くことが条件になります。ただし、「X系チップセット」と「末尾XのCPU」は、ハイエンド向けのものですので、詳しくは次項でお話ししますが、候補から外しても良いと思います。
また、チップセットはAMDとIntelでそれぞれ全くの別物ですので、しっかりと確認する必要があります。
同じ世代のCPUの中でも「ハイエンドPC向け」に用意される特別なCPUが存在します。「Intel」は「Core Xシリーズ」が、「AMD」は「Ryzen Threadripperブランド」が該当しますが、これらと「非ハイエンドCPU」とは性能以外の部分でも大きな違いがありますので、まずはそれらについてお話しします。
ハイエンドCPUと非ハイエンドCPUとの違いにおいて、まず目立つのは「コア数」です。
非ハイエンドCPUが「10~16コア」程度までなのに対して、ハイエンドCPUは多いもので「64コア」にもなるのです(Ryzen Threadripper 3990X)。多数のコアを有効に使えるソフトであれば、ハイエンドCPUの恩恵は絶大なものになる訳です。
ただ、それ故にTDPも高くなっています。現行の非ハイエンドCPUで最高スペックを誇るものが「95~125W」程度であるにも関わらず、前述のRyzen Threadripper 3990XのTDPは何と「280W」です!
その他のハイエンドCPUも軒並み「100W」を超えていますので、高い冷却性能を持つ「CPUクーラー」が必須となります。
また、一時的なデータの置き場である「キャッシュメモリ」も多く搭載されているなど、CPUの基本的な性能は非ハイエンドでは到底及びません。
性能以外の面では、IntelもAMDも「チップセット」や「ソケット」が、ハイエンドと非ハイエンドとではそれぞれ異なりますので、同じ世代のCPUであっても互換性がない点に注意が必要です。つまり、非ハイエンドPCでハイエンドCPUを使うには、「マザーボード(チップセット)」の交換が必要になるということです。
おまけに、ハイエンドPCは、非常に高価でもあります。
さて、ハイエンドCPUのずば抜けたパワーについては、何となくにでも理解して頂けたかと思いますし、「ロマン」を感じて欲しくなった人もいるかもしれませんが、これまでに何度かお話ししてきた通り、「ゲーミングPCにハイエンドCPUは不要」です。
その理由は、「クロック周波数」にあります。実は、ハイエンドCPUのクロック周波数は「低く設定されている」のです。
クロック周波数は、コアの設計(アーキテクチャ)により、電力効率の良いクロックというものがおおよそ決まりますが、[3]: クロック周波数はできるだけ高くでもお話しした通り、効率の良い範囲を超えてクロックを無理やり引き上げると、消費電力が跳ね上がってしまうのです。
これは「走る」ことを考えてみると、分かりやすいかと思います。ジョギングであれば長い距離を走れますが、スピードを上げてスプリントに近くなるに連れて、体力の消耗は激しくなるからです。
ただ、これだけならばどのCPUにも同じ条件ですので、ハイエンドCPUが特に不利になる訳ではないはずです。問題はハイエンドCPUの「コア数が多い」点にあるのです。
つまり、ハイエンドCPUがTDPを高めに設定されていたとしても、コア数の多さ故に、1コア当たりに割り当てられる電力や冷却能力はどうしても少なくなってしまいます。すると、当然クロック周波数を上げることも難しくなる訳です。
効率の良いクロックであれば、多くのコアを動かせるかもしれませんが、負荷が掛かってクロックが上がった時、多コアCPUの消費電力と発熱は凄まじいものとなってしまうのです。
さらに、[2]: これまでは4コア、これからは6コアでお話しした通り、多コアCPUを上手く使い切るソフトウェア自体があまりありませんから、必要以上のコアは性能に蓋をしているのと変わらない訳です。
よって、ゲーミングPCには「多コア / 低クロック」よりも「6~8コア / 高クロック」の方が断然有利となり、「ゲーミングPCにハイエンドCPUは不要」ということになるのです。
主に「ゲーミング用途」でのお話しになりますが、CPU性能の差はフレームレートが高い場合に出やすいという特徴があります。
一般的なゲームプログラムでは、「キャラクターの意思決定」や「キャラクターや物の移動・行動」など「ゲーム内の状況を動かすパート」と「その状況を映像化するパート」に分かれますが、前者の処理を「CPU」が、後者の処理を「GPU」が担当します。
こうしてできた画像が「フレーム」で、CPUの処理時間とGPUの処理時間の和が「1フレームを作るのに掛かる時間」となり、そして「この一連の処理を1秒間に何回行えるか」が「fps(秒間フレームレート)」と呼ばれる指標になります。また、処理に掛かる時間は、通常GPU側の方が長くなります。
では、「解像度が上がってグラフィック負荷が高くなる」とfpsや処理時間はどうなるのでしょうか?
この場合は、GPUがフレームを作るのに掛かる時間が増加しますから、fpsは落ちてしまいます。しかし、CPU側の処理はグラフィックレベルの影響をあまり受けませんので、1フレーム当たりに掛かる時間はそれほど変わりません。
では、逆に「解像度が下がってグラフィック負荷が軽くなる」とどうでしょうか?
この場合は、GPUがフレームを作るのに掛かる時間は短縮されますが、その分処理回数が増えてfpsが上がることになります。つまり、GPUは常にフル稼働することになる訳です。
一方、CPUの方はグラフィックレベルが下がってもフレーム当たりの処理時間はあまり変わりませんから、フレーム数が上がった分だけ全体の処理時間が増えることになるのです。
CPU 処理時間 | GPU 処理時間 | 1フレーム 当たりの時間 | fps |
---|---|---|---|
X | Y | X+Y | 60 |
X | 2Y | X+2Y | 45 |
X | Y/2 | X+Y/2 | 90 |
上記の表は「CPUの処理時間」を「X」、「GPUの処理時間」を「Y」とした場合の関係性を表しています。かなり大雑把な数字ですので、細かい部分は気にしないで下さい。
1番上のデータを基準として、2番目が「GPUの負荷が上がった場合」、3番目が「GPUの負荷が下がった場合」を表しています。
CPUの「1秒当たりの処理時間」は「X」x「fps」で求められますので、それぞれのCPUの処理時間は上から順に「60X」、「45X」、「90X」となります。これは「仕事量」といい換えることもできるでしょう。
ここでは最大で「2倍」の差が付いていますが、現実では「4K解像度」では「60fps未満」、「フルHD(1920 x 1080)解像度」では「200fps」というような状況も良くありますから、こうなると「3倍以上」もCPUの仕事量に差が付くことになる訳です。実際、「4K解像度」のゲームで「ハイクラスCPU」と「ミドルクラスCPU」とでフレームレートに大きな差がないというデータも多く上がっています。
もちろん、4Kゲームを処理するにはハイクラスGPUが必要ですから、これにミドルクラスCPUを合わせるのはバランスが悪くもったいないと思いますので、ハイクラスCPUを選ぶことを「おすすめ」しますが、FPS(ジャンル)など「高フレームレートが有利」になるゲームをプレイするならば、CPUの性能も重要になるということを覚えて帰って下さい。
それでは、これまでのお話を踏まえた上で、いよいよCPUを決める作業に入っていきたいと思いますが、その前にここまでの「おさらい」をさらっとやっておきましょう。
まず、メーカーについてですが、「ファーストチョイスはAMD(Ryzen 5000シリーズ)、ゲームならばIntel(第10世代Core)も可」というのが現在の評価です。
そして、ミドルクラスの標準となった「6コア」で「クロック周波数の高い」CPUが、大抵の用途でパフォーマンスを発揮できる、最も効率的なCPUです。また、できれば「OC(オーバークロック)」にも対応しておきたいところです。
「8コア」はこれよりも格上で高性能ですから、「ハイスペックGPU」には8コアを合わせた方が良いですが、コアは多すぎるとクロックが上げにくくなるため、逆にパフォーマンスが下がってしまいます。よって、「多コア / 低クロック」となってしまう「ハイエンドCPU(Intel Core Xシリーズ、AMD Ryzen Threadripperブランド)」は、ゲームを含めた通常用途では考慮から外した方が良いでしょう。
それから、ゲーミング用途ではGPUに比べてCPUの重要性は相対的に低くなりますが、「高フレームレート」を目指す場合のみCPU性能が要求されますので、必然的に高くなるGPUのスペックとのバランスも考えて、「少なくとも上位ハイスペック級」のCPUにはしておきましょう。
続いて、CPU選びの「考え方のポイント」を挙げたいと思います。
まず、基本はやはり「絶対性能」です。自分の用途において、CPU依存度がどれくらいかは分かりにくいところではありますが、重いプログラムや複数のプログラムを想定しているのであれば、ハイスペックCPUで余裕を見ておくべきです。CPUは「特定のソフト」だけでなく、「PCというシステム全体」をも動かすパーツで、常に余力が欲しいからです。
「ゲーミング用途」であれば、GPUのレベルに合わせたCPUを基準として、ある程度長い期間使用するつもりならば、CPUの「格上げ」を行うなど柔軟に考えると良いでしょう。
逆に、予算的に厳しいようであれば、「格下げ」も仕方ないと思いますが、その場合も「下位クラスにおける上位モデル」はキープしておきたいものです。OC可能なCPUであれば、基本性能も高いですから、なお良いと思います。
これらをクリアできてから、「コスパ」を考えます。多少の性能や価格の変動に問題がないようであれば、コスパの高いCPUを選ぶのは「賢い判断」です。
さて、前置きが長くなりましたが、CPU選びにおいて最重要となるデータをご紹介します。それは、CPUの性能を数値化した「ベンチマークテストのスコア」です。
ベンチマークテストには様々な種類があり、CPUの得手不得手によって結果も多少は前後するのですが、性能を測る指標としては大変有益ですので、絶対にチェックしておきましょう。
当サイトでもいくつかのテスト結果をまとめていますので、ご紹介します。
まず、複数のゲームの「平均フレームレート」に関するデータをゲーミングPCの選び方などに掲載しています。これは実際にゲームを稼働させて計測したフレームレートですから、大変参考になる貴重なデータといえます。
それから、ゲーミング性能に限らず、CPUの総合的な性能を測るテストのデータをCPU比較&ランキングに掲載しています。ここでは、「絶対性能」だけでなく、「ワッパ(ワットパフォーマンス: 電力効率)」なども比較していますので、是非ご覧頂きたいと思います。
ここでお話ししたことを確認しながらベンチマークテストの結果を見ていけば、初心者の人でもある程度は「自分に合ったCPU」が分かるのではないかと思います。また、見慣れない聞き慣れない言葉や概念も、何度も触れることで徐々に理解できるようになるものですから、基本に立ち返りながら、是非自分でCPUを選んでみて頂きたいと思います。