GPU(グラボ)比較&ランキング | ベンチマークテストで性能、コスパ、ワッパを徹底チェック

最終更新日 : 2022/11/28

compare-gpu

ここでは、いくつかのベンチマークテストPassMark3DMark)のスコアやゲームApex LegendsFortnite)のフレームレートの計測値などを基に、GPUの性能やコスパ、ワッパ(電力効率)などを比較し、ランキング化しています

これらはGPUを知るための重要なデータになると思いますので、是非ご活用下さい。

ランキング

メーカー/ブランドGPUの種類
NVIDIA/GeForceデスクトップ向けGPU
ノート向けGPU
AMD/Radeonデスクトップ向けGPU
ノート向けGPU
  • テストの種類には、総合性能ゲーミング性能コストパフォーマンスワットパフォーマンス4種類があり、それぞれ複数のテストで構成されています。
  • 総合性能とは、GPUの全体的な性能のことです。
  • ゲーミング性能とは、様々なゲームで計測されたフレームレートから見た性能です。テストは4K(2160p)WQHD(1440p)FHD(1080p)などの解像度で行われています。
  • コストパフォーマンスとは、総合性能の平均スコア率を平均価格で割ったもののことで、費用対効果を表します。
  • ワットパフォーマンスとは、総合性能の平均スコア率を最大TDPで割ったもののことで、おおよその電力効率を表します。
  • 表中のパーセンテージは、各テストにおいて最も高いスコアに対する自身のスコアを百分率で表したもので、これをスコア率と呼んでいます。
  • テスト名平均スコア率とは、テストの種類を構成する全てのスコア率の平均値のことです。
  • 平均スコア率において、1つでもデータに欠けがある場合は、スコア率をカッコで括っています
  • GPUリストから表示するGPUを選ぶことができます。各GPUのチェックボックスがON / OFFの時、表示 / 非表示となります。
  • フィルターでは、メーカー、種類、コア数などの要素でGPUリストのフィルタリングを行うことができます。
  • GPU名のマスをクリックすると簡易スペックが表示されます。


スコア
フィルター
GPUリスト
テストの種類:
テスト名:
GPUスコア率
▼ RTX 4090 100.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
16384
2235 / 2520 MHz
24 GB
1008 GB/s
450W(8p*3 or 12VHPWR-450W)
▼ RTX 4080 (86.8 %)
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
9728
2210 / 2510 MHz
16 GB
736 GB/s
320W(8p*3 or 12VHPWR-450W)
▼ RTX 3090 Ti 68.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
10752
1560 / 1860 MHz
24 GB
1008 GB/s
450W(8p*3)
▼ RX 6950 XT 67.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
5120
? / 2310 MHz
16 GB
576 GB/s
335W(8px2)
▼ RX 6900 XT 63.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
5120
? / 2250 MHz
16 GB
512 GB/s
300W(8px2)
▼ RTX 3080 Ti 62.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
10240
1365 / 1665 MHz
12 GB
912 GB/s
350W(8p+8p)
▼ RTX 3090 62.3 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
10496
1400 / 1700 MHz
24 GB
936 GB/s
350W(8p+8p)
▼ RX 6800 XT 58.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
4608
? / 2250 MHz
16 GB
512 GB/s
300W(8px2)
▼ RTX 3080 57.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
8704
1440 / 1710 MHz
10 GB
760 GB/s
320W(8p+8p)
▼ RTX 3070 Ti 51.3 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
6144
1575 / 1770 MHz
8 GB
608 GB/s
290W(8p)
▼ RX 6800 50.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3840
? / 2105 MHz
16 GB
512 GB/s
250W(8px2)
▼ RTX 2080 Ti 48.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
4352
1350 / 1545 MHz
11 GB
616 GB/s
250W(8p+8p)
▼ RTX 3070 47.8 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
5888
1500 / 1730 MHz
8 GB
448 GB/s
220W(8p)
▼ RX 6750 XT 44.8 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
? / 2600 MHz
12 GB
432 GB/s
250W(8p+6p)
▼ RX 6700 XT 43.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
2321 / 2581 MHz
12 GB
384 GB/s
230W(8p+6p)
▼ RTX 3060 Ti 42.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
4864
1410 / 1665 MHz
8 GB
448 GB/s
200W(8p)
▼ RTX 2080 SUPER 41.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3072
1650 / 1815 MHz
8 GB
496 GB/s
250W(8p+6p)
▼ RX 6700 40.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1941 / 2450 MHz
10 GB
320 GB/s
175W(8p)
▼ RTX 2080 39.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2944
1515 / 1710 MHz
8 GB
448 GB/s
215W(8p+6p)
▼ NVIDIA TITAN Xp 38.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3840
? / 1582 MHz
12 GB
547.7 GB/s
250W(8p+6p)
▼ RTX 3080 Note 38.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
6144
? / 1245-1710 MHz
16 GB
448 GB/s
80-150+W
▼ RTX 2070 SUPER 37.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
1605 / 1770 MHz
8 GB
448 GB/s
215W(8p+6p)
▼ GTX 1080 Ti 37.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3584
1480 / 1582 MHz
11 GB
484 GB/s
250W(8p+6p)
▼ RX 6650 XT 36.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
? / 2635 MHz
8 GB
280 GB/s
180W(8pin)
▼ RX 5700 XT 35.3 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
1605 / 1905 MHz
8 GB
448 GB/s
225W
▼ RTX 3070 Note 34.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
5120
? / 1290-1620 MHz
8 GB
448 GB/s
80-125W
▼ Radeon VII 34.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3840
1400 / 1800 MHz
16 GB
1024 GB/s
300W(8px2)
▼ RX 6600 XT 34.3 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
1968 / 2589 MHz
8 GB
256 GB/s
160W(8pin)
▼ RTX 3060 34.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3584
1320 / 1777 MHz
12 GB
360 GB/s
170W(8p)
▼ RTX 2060 SUPER 33.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2176
1470 / 1620 MHz
8 GB
448 GB/s
175W(8p)
▼ RTX 2080 Note 33.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2944
1380 / 1590 MHz
8 GB
448 GB/s
80-150+W
▼ RTX 2070 33.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1410 / 1620 MHz
8 GB
448 GB/s
175W(8p)
▼ NVIDIA TITAN X 31.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3584
1417 / 1531 MHz
12 GB
480 GB/s
250W(8p+6p)
▼ RX 5700 30.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1465 / 1725 MHz
8 GB
448 GB/s
180W
▼ GTX 1080 30.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
1607 / 1733 MHz
8 GB
320 GB/s
180W(8pin)
▼ RX 6600 30.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1792
1626 / 2491 MHz
8 GB
224 GB/s
132W(8pin)
▼ RX Vega 64 29.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
4096
1247 / 1546 MHz
8 GB
484 GB/s
295W(8px2)
▼ RX 5600 (28.9 %)
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
? / 1560 MHz
6 GB
288 GB/s
150W(8pin)
▼ RX 5600 XT 28.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
? / 1560 MHz
6 GB
288 GB/s
150W(8pin)
▼ RTX 3060 Note 28.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3840
? / 1283-1703 MHz
6 GB
336 GB/s
60-115W
▼ RTX 2060 28.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1920
1365 / 1680 MHz
6 GB
336 GB/s
160W(8p)
▼ GTX 1070 Ti 28.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2432
1607 / 1683 MHz
8 GB
256 GB/s
180W(8pin)
▼ RX Vega 56 27.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
3584
1156 / 1471 MHz
8 GB
410 GB/s
210W(8px2)
▼ RTX 2070 Note 26.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1215 / 1440 MHz
8 GB
448 GB/s
80-115W
▼ GTX 1070 25.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1920
1506 / 1683 MHz
8 GB
256 GB/s
150W(8pin)
▼ RTX 3050 25.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
1552 / 1777 MHz
8 GB
224 GB/s
130W(8p)
▼ GTX 1660 SUPER 24.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1408
1530 / 1785 MHz
6 GB
336 GB/s
125W(8p)
▼ GTX 1660 Ti 24.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1536
1500 / 1770 MHz
6 GB
288 GB/s
120W(8p)
▼ RTX 2060 Note 23.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1920
960 / 1200 MHz
6 GB
336 GB/s
80-90W
▼ GTX 1660 22.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1408
1530 / 1785 MHz
6 GB
192 GB/s
120W(8p)
▼ GTX 1070 Note 21.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
1442 / 1645 MHz
8 GB
256 GB/s
?
▼ GTX 1660 Ti Note 21.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1536
1140-1455 / 1335-1590 MHz
6 GB
288 GB/s
60-80W
▼ GTX 1080 Note (20.1 %)
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2560
1556 / 1733 MHz
8 GB
320 GB/s
?
▼ GTX 1650 SUPER 19.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1280
1530 / 1725 MHz
4 GB
192 GB/s
100W(6p)
▼ RX 590 19.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1469 / 1545 MHz
8 GB
256 GB/s
225W(8p+6p)
▼ RX 6500 XT 18.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1024
? / 2815 MHz
4 GB
144 GB/s
107W(6pin)
▼ GTX 1060 6GB 18.8 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1280
1506 / 1708 MHz
6 GB
192 GB/s
120W(6pin)
▼ RX 5500 XT 18.7 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1408
1717 / 1845 MHz
4, 8 GB
224 GB/s
130W(8pin)
▼ RX 5500 18.1 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1408
1717 / 1845 MHz
4, 8 GB
224 GB/s
150W(8pin)
▼ GTX 1060 3GB 17.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1152
1506 / 1708 MHz
3 GB
192 GB/s
120W(6pin)
▼ RX 580 17.5 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1257 / 1340 MHz
4, 8 GB
256 GB/s
185W(8pin)
▼ RX 480 17.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2304
1120 / 1266 MHz
4, 8 GB
224 GB/s
150W(6pin)
▼ GTX 1060 Note 15.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1280
1506 / 1708 MHz
6 GB
192 GB/s
?
▼ GTX 1650 15.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
896
1485 / 1665 MHz
4 GB
128 GB/s
75W(-)
▼ RX 6400 14.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
768
? / 2321 MHz
4 GB
128 GB/s
53W
▼ GTX 1650 Note 13.8 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1024
1020-1395 / 1245-1560 MHz
4 GB
128 GB/s
35-50W
▼ GTX 1050 Ti 11.4 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
768
1290 / 1392 MHz
4 GB
112 GB/s
75W(-)
▼ GTX 1050 Ti Note 10.9 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
768
1493 / 1620 MHz
4(Max) GB
112 GB/s
?
▼ RX 570 (10.8 %)
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
1168 / 1244 MHz
4, 8 GB
224 GB/s
150W(6pin)
▼ RX 470 (10.4 %)
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
2048
926 / 1206 MHz
4, 8 GB
211.2 GB/s
120W(6pin)
▼ GTX 1050 9.0 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
640
1354 / 1455 MHz
2 GB
112 GB/s
75W(-)
▼ GTX 1050 Note 8.6 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
640
1354 / 1493 MHz
4(Max) GB
112 GB/s
?
▼ RX 460 7.8 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
896
1090 / 1200 MHz
2, 4 GB
112 GB/s
75W(-)
▼ RX 560 7.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
1024
1175 / 1275 MHz
2, 4 GB
112 GB/s
80W(6pin)
▼ RX 550 5.2 %
コア数
コアクロック
VRAM
メモリ速度
TDP
512
1100 / 1183 MHz
2, 4 GB
112 GB/s
50W(-)

メーカー / ブランド
    
種類
    
スコア範囲
シリーズ

GeForce
デスク
GeForce
ノート
Radeon
デスク

比較

総合性能の比較

GPUが担う役割はいくつかありますが、ここでの総合性能とは主に3Dグラフィックスの処理能力を指しています。当サイトではPassMarkさんのGPUベンチマークテストUL SolutionsさんのGPUベンチマークテストの2つのメジャーなテストのスコアをお借りして、ランキング化しています。

3DMark Graphicsの方がややRadeonGeForce RTX 4090のスコアが高めに出ているようですが、こちらのテストは月一更新で、GeForce RTX 4080のデータがまだないなど充分な精度があるとはいえない状況です。この辺りは少し時間がかかりますので、ご了承頂ければと思います。


では、表を見ていきましょう。

GeForce RTX 30シリーズRadeon RX 6000シリーズは拮抗した戦いを繰り広げていましたが、新たに登場したGeForce RTX 40シリーズがこれらを旧世代に追いやりました。まだGeForce RTX 4090GeForce RTX 4080のハイエンドクラスしか存在しませんが、ずば抜けたスコアを叩き出しています。

そのハイエンドクラスですが、GeForce RTX 3080とその下のGeForce RTX 3070 Tiとの間に少し大きな差がありますので、当サイトではこの辺りから上をハイエンドと定義していますが、GeForce RTX 40シリーズとの性能差が大きすぎてアンバランスな状況になっています。

また、当サイトでは各GPUを搭載したBTOゲーミングPCのご紹介も行っています(おすすめBTOゲーミングPC)が、旧世代ハイエンドPCはRTX 3080を除いて続々モデルのラインアップを減らしていっていますので、クラスの定義を見直す時期に差し掛かっているようです。


圧倒的なGeForce RTX 40シリーズですが、登場してまだ日が浅いためハイクラス以下のラインアップがありません。よって、ハイクラス以下はGeForce RTX 30シリーズRadeon RX 6000シリーズが担うことになる訳ですが、この世代は出来に大きな差がありませんので、どちらが上ということもありません。強いていうならば、機械学習などゲーム以外の用途も考えるならGeForce、ゲームだけで良いならばRadeonもあり、といったところです。


また、さらに1つ古い世代となるGeForce RTX 20シリーズRadeon RX 5000シリーズについてですが、ハイクラスまでならまだまだ戦えているものの、製品を目にする機会が大分少なくなりましたので、考慮から外しても良いでしょう。

ただし、GeForce RTX 2060と、実はGeForce RTX 20シリーズと世代が同じGeForce GTX 16シリーズは、GeForce RTX 30シリーズのラインアップにこのクラスのGPUが長らく存在しなかったこともあって、現在も現役のままです。とはいえ、表をご覧頂くと分かる通り、どれも性能が近い上にGeForce RTX 3060 Tiとの性能差がそれなりにあるため、この辺りのいわゆるアッパーミドルクラスではRadeonに分があるといえるかと思います。

ゲーミング性能の比較

ここではTechPowerUpさんが公開する25のゲームで計測された平均フレームレートPC Watchさんか公開するApex Legendsの平均フレームレートFortniteの平均フレームレートのデータをお借りして、ランキング化しています。

ただし、PC WatchさんのデータにはGeForce RTX 40シリーズのGPUが含まれていませんので、ご注意頂きたいと思います。


まずはApex LegendsFortniteのデータから見ていきましょう。

Apex Legendsは軽いゲームですのでミドルクラスGPUでもそれなりのフレームレートが出せるのですが、上限が300fpsに設定されていますので、FHD解像度ではハイクラス以上のGPUの多くが頭打ちとなって、横並びの状態になっています

よって、性能の比較という意味では用をなさないといえるかもしれませんが、ゲームのフレームレートの実測値は、目標とするフレームレートを出すにはどのレベルのGPUが必要かを知るためのデータという側面が強いですから、充分参考になるかと思います。


どちらのゲームも4KFHDの2種類のデータがありますが、FPS(一人称視点)ゲームはとにかくフレームレートが最重要ですから、FHDで高い数値をキープすることが最大の目標になるかと思います。

前述の通り、Apex Legendsは軽いですからミドルクラスでも問題ありませんが、FortniteはFHD: 120fpsをキープするにはGeForce RTX 3060 TiRadeon RX 6700 XTなどのアッパーミドル~ハイクラスのGPUが必要となりそうです。設定を下げればGeForce RTX 3060でも可能かもしれませんが、アップデートにより重くなることも考慮に入れると、もう少し余裕を見た方が良いでしょう。


続いて、TechPowerUpさんのデータを見てみます。

こちらにはGeForce RTX 40シリーズGeForce RTX 4090GeForce RTX 4080のデータが含まれますが、やはり圧倒的なパワーを示しています。

GPU性能の差は解像度が上がるほど出やすくなりますが、GeForce RTX 4090は前世代ハイエンドのGeForce RTX 3090 Tiの何と1.5倍ものフレームレートを叩き出しています。これならばハイエンドGPUの選択に迷うことはないでしょう。


グラフィックの精細さがウリのゲームであれば、4K: 60fps辺りが一つの目標となるかと思いますが、アッパーミドルからハイクラスのGPUが丁度該当するようです。とはいえ、常時60fpsを狙うのであればGeForce RTX 3080辺りまで上げておいた方が安心ではあるでしょう。


解像度よりもフレームレートを重視するのであれば、FHD: 120fpsが目標となるでしょうが、これもやはりアッパーミドルクラスが該当しそうです。とはいえ、これだけ高いフレームレートであれば多少落ちたところでプレイに支障はでませんので、レンジをもう少し下げても良いかもしれません。


非ゲーミングPCのディスプレイの多くは、リフレッシュレートが75Hzくらいまでのものが主流かと思います。とするとFHD: 60fpsもまだまだ需要のある目標になりますが、これはミドルクラスGPUならほぼ達成可能です。やや重めのゲームや少しでも余裕が欲しいのであれば、GPUの格上げを行うという選び方で良いでしょう。

コストパフォーマンスの比較

ここでのコストパフォーマンスは、総合性能の平均スコア率を各GPUのおおよその価格で割った値を指しています。

ただし、GPUはグラフィックボードに載っているチップのことで、同じGPUを載せた様々なグラボが存在し、それぞれに異なる価格が付けられますので、価格には当然幅が出ます。特に世代交代によりラインアップの数が減ると、価格差が非常に大きくなることも珍しくありませんので、参考程度に考えて頂ければと思います。


コストパフォーマンスは、一般的にクラスの低いものほど高くなります。実際ランキング上位のほとんどはミドルクラスGPUですので、性能とコスパの両立は基本的に難しくなります。

そんな中、比較的高性能ながらコスパの良いGPUはというと、Radeon RX 6750 XTが該当するでしょう。近い性能のRadeon RX 6700 XTのコスパもなかなかです。

それ以外のGPUでも、GeForceよりもRadeonの方が全体的にコスパは良いようです。特にRadeonはセールで時々安く売られることもありますので、そういったグラボは狙い目となります。


ただ、コスパについては注意点があります。それは必要な性能をクリアした上でないと、コスパを追求しても意味がないということです。自分に必要な性能をしっかりと見極めることが最重要ですので、コスパだけを追求することはやめて頂きたいと思います。

ワットパフォーマンスの比較

ここでのワットパフォーマンスは、総合性能の平均スコア率を各GPUのTDPで割った値を指します。TDPに幅がある場合は、フルパワーとなる最大TDPを基に数値を算出しています。


ワッパも基本的にはクラスが低いものほど高くなる傾向にあります。厳密にいうと、低クラス = 低TDPであることが理由ですが、ハイクラスのCPUやGPUはエネルギー効率の良さを捨ててでも性能を上げているところがあるのです。

とはいえ、ワッパは世代が進むごとに改善されることがほとんどですので、新旧世代の同クラスであればやはり新世代の方がワッパは良い傾向にあります。より低い電力で1つ上のクラスのGPUに性能で並ぶというイメージです。


では、表を見てみましょう。

特筆すべきはGeForce RTX 40シリーズの驚異的なワッパの高さです。いくら世代が新しい方がワッパが良いとはいえ、ミドルクラスを含めたランキングでハイエンドが上位にくることはなかなかないことです。

またライバルのRadeon RX 6950 XTRadeon RX 6900 XTも同様に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。RadeonはRadeon RX 6000シリーズが登場するまでの数世代、ハイクラス以上のGPUが不在という厳しい状況の中で戦うことを余儀なくされていました。その後にようやく出たRadeon RX 6000シリーズでライバルと互角の戦いができたのは、称賛に価するといって良いでしょう。


とはいえ、GPUに限らずCPUについてもいえることですが、熱処理に問題が生じにくいデスクトップPCではワッパを気にしても仕方がない面があります。近年のCPUやGPUは負荷がかかっていない時は自動的にクロック周波数を大きく引き下げた省電力モードに入りますし、いざハイパワーが必要な時にはTDPの低さが足かせとなりやすいからです。よって、コンパクトPCで発熱が気になるような場合を除いて、必要以上にワッパを追求することはやめておいた方が良いでしょう。