ここでは、いくつかのベンチマークテスト(PassMark、3DMark)のスコアやゲーム(Apex Legends、Fortnite)のフレームレートの計測値などを基に、GPUの性能やコスパ、ワッパ(電力効率)などを比較し、ランキング化しています。
これらはGPUを知るための重要なデータになると思いますので、是非ご活用下さい。
メーカー/ブランド | GPUの種類 |
---|---|
NVIDIA/GeForce | デスクトップ向けGPU |
ノート向けGPU | |
AMD/Radeon | デスクトップ向けGPU |
ノート向けGPU |
各GPUを搭載したBTOゲーミングPCのコスパを徹底比較して割り出されたおすすめPCをご紹介しています。是非ご一読ください。
GPU | スコア率 |
---|---|
▼ RTX 5090 | 100.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 21760 2017 / 2407 MHz 32 GB 1792 GB/s 575W(16p*1) |
▼ RTX 4090 | 80.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 16384 2235 / 2520 MHz 24 GB 1008 GB/s 450W(8p*3 or 12VHPWR-450W) |
▼ RTX 5080 | 75.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 10752 2295 / 2617 MHz 16 GB 960 GB/s 360W(16p*1) |
▼ RTX 4080 | 66.1 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 9728 2210 / 2510 MHz 16 GB 736 GB/s 320W(8p*3 or 12VHPWR-450W) |
▼ RTX 4080 SUPER | 66.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 10240 2205 / 2550 MHz 16 GB 736 GB/s 320W(8p*3 or 12VHPWR-450W) |
▼ RTX 5070 Ti | 63.5 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 8960 2295 / 2452 MHz 16 GB 896 GB/s 300W(16p*1) |
▼ RX 7900 XTX | 62.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 6144 1855 / 2499 MHz 24 GB 960 GB/s 355W(8p*2) |
▼ RTX 4070 Ti SUPER | 59.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 8448 2340 / 2610 MHz 16 GB 672 GB/s 285W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RX 9070 XT | 59.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4096 ? / 2970 MHz 16 GB 640 GB/s 304(8p*2) |
▼ RTX 4070 Ti | 57.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 7680 2310 / 2610 MHz 12 GB 504 GB/s 285W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RTX 3090 Ti | 57.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 10752 84 / 336 MHz 24 GB 1008 GB/s 450W(8p*3) |
▼ RX 7900 XT | 55.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5376 1500 / 2394 MHz 20 GB 800 GB/s 300W(8p*2) |
▼ RTX 4070 SUPER | 53.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 7168 1980 / 2475 MHz 12 GB 504 GB/s 220W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RTX 5070 | 52.5 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 6144 2325 / 2512 MHz 12 GB 672 GB/s 250W(16p*1) |
▼ RTX 3080 Ti | 51.5 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 10240 80 / 320 MHz 12 GB 912 GB/s 350W(8p+8p) |
▼ RX 9070 | 51.5 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3584 ? / 2520 MHz 16 GB 640 GB/s 220(8p*2) |
▼ RTX 3090 | 51.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 10496 82 / 328 MHz 24 GB 936 GB/s 350W(8p+8p) |
▼ RX 7900 GRE | 50.7 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5120 1270 / 2245 MHz 16 GB 576 GB/s 260W(8p*2) |
▼ RX 6950 XT | 50.0 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5120 1860 / 2310 MHz 16 GB 576 GB/s 335W(8p*2) |
▼ RX 6900 XT | 47.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5120 1825 / 2250 MHz 16 GB 512 GB/s 300W(8p*2) |
▼ RTX 4070 | 47.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5888 1920 / 2475 MHz 12 GB 504 GB/s 200W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RTX 3080 | 46.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 8704 68 / 272 MHz 10 GB 760 GB/s 320W(8p+8p) |
▼ RX 7800 XT | 44.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3840 1295 / 2430 MHz 16 GB 620.8 GB/s 263W(8p*2) |
▼ RX 6800 XT | 44.1 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4608 1825 / 2250 MHz 16 GB 512 GB/s 300W(8p*2) |
▼ RTX 3070 Ti | 41.5 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 6144 48 / 192 MHz 8 GB 608 GB/s 290W(8p) |
▼ RX 7700 XT | 39.7 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3456 1700 / 2544 MHz 12 GB 432 GB/s 245W(8p*2) |
▼ RTX 3070 | 38.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 5888 46 / 184 MHz 8 GB 448 GB/s 220W(8p) |
▼ RX 6800 | 38.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3840 1700 / 2105 MHz 16 GB 512 GB/s 250W(8px2) |
▼ RTX 4060 Ti 16GB | 38.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4352 2310 / 2535 MHz 16 GB 288 GB/s 165W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RTX 4060 Ti 8GB | 38.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4352 2310 / 2535 MHz 8 GB 288 GB/s 160W(8p*2 or 12VHPWR-300W) |
▼ RTX 3060 Ti | 34.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4864 38 / 152 MHz 8 GB 448 GB/s 200W(8p) |
▼ RX 6750 XT | 34.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2560 2150 / 2600 MHz 12 GB 432 GB/s 250W(8p+6p) |
▼ RX 6700 XT | 33.3 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2560 2321 / 2581 MHz 12 GB 384 GB/s 230W(8p+6p) |
▼ RTX 4060 | 32.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3072 1830 / 2460 MHz 8 GB 272 GB/s 115W(8p*1 or 12VHPWR-300W) |
▼ RX 6700 | 31.1 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2304 1941 / 2450 MHz 10 GB 320 GB/s 175W(8p) |
▼ B580 | 30.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2560 2670 / 2850 MHz 12 GB 456 GB/s 190W(8p) |
▼ RX 7600 XT | 29.7 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2048 1720 / 2755 MHz 16 GB 288 GB/s 190W(8p) |
▼ RX 7600 | 28.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2048 1720 / 2655 MHz 8 GB 288 GB/s 165W(8p) |
▼ RX 6650 XT | 27.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2048 2055 / 2635 MHz 8 GB 280.3 GB/s 176W(8p) |
▼ RX 6600 XT | 26.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2048 1968 / 2589 MHz 8 GB 256 GB/s 160W(8p) |
▼ A770 | 26.9 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 4096 2100 / 2400 MHz 16 GB 560 GB/s 225W(8p+6p) |
▼ B570 | 26.4 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2304 2500 / 2750 MHz 10 GB 380 GB/s 150W(8p) |
▼ A750 | 24.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3584 2050 / 2400 MHz 8 GB 512 GB/s 225W(8p+6p) |
▼ RX 6600 | 24.1 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 1792 1626 / 2491 MHz 8 GB 224 GB/s 132W(8p) |
▼ A580 | 22.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3072 1700 / 2000 MHz 8 GB 512 GB/s 175W(8p*2) |
▼ RTX 3060 | (13.8 %) |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 3584 28 / 112 MHz 12 GB 360 GB/s 170W(8p) |
▼ A310 | (13.6 %) |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 768 1750 / 2000 MHz 4 GB 124 GB/s 75W |
▼ RX 6500 XT | 12.8 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 1024 2310 / 2815 MHz 4 GB 143.9 GB/s 107W(6p) |
▼ A380 | 10.6 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 1024 2000 / 2050 MHz 6 GB 186 GB/s 75W(8p) |
▼ RX 6400 | 10.2 % |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 768 1923 / 2321 MHz 4 GB 128 GB/s 53W |
▼ RTX 3050 | (9.3 %) |
コア数 コアクロック VRAM メモリ速度 TDP | 2560 20 / 80 MHz 8 GB 224 GB/s 130W(8p) |
GPUが担う役割はいくつかありますが、ここでの総合性能とは主に3Dグラフィックスの処理能力を指しています。当サイトではPassMarkさんのGPUベンチマークテストとUL SolutionsさんのGPUベンチマークテストの2つのメジャーなテストのスコアをお借りして、ランキング化しています。
では、表を見ていきましょう。
GeForce RTX 30シリーズとRadeon RX 6000シリーズは拮抗した戦いを繰り広げていましたが、新たに登場したGeForce RTX 40シリーズがこれらを旧世代に追いやりました。まだGeForce RTX 4090、GeForce RTX 4080、GeForce RTX 4070 Ti、GeForce RTX 4070などの上位クラスしか存在しませんが、ずば抜けたスコアを叩き出しています。
また、2022/12にRadeon RX 7000シリーズが登場し、AMD Radeonも世代交代のタイミングとなりましたが、こちらもまだRadeon RX 7900 XTXとRadeon RX 7900 XTのハイエンドクラスのみという状況です。
その性能はというと、上位のRadeon RX 7900 XTXがGeForce RTX 4080と好勝負という状態ですので、どうやらこの世代のハイエンドクラスの力関係はNVIDIA GeForceに軍配が上がりそうです。
話が前後しますが、ハイエンドクラスの定義についてです。
旧世代の力関係では、GeForce RTX 3080とその下のGeForce RTX 3070 Tiとの間に少し大きな差がありますので、当サイトではこの辺りから上をハイエンドと定義しています。
しかし、GeForce RTX 40シリーズとRadeon RX 7000シリーズの登場により一気にパワーバランスが崩れてしまいました。さらに、当サイトでは各GPUを搭載したBTOゲーミングPCのご紹介も行っています(おすすめBTOゲーミングPC)が、旧世代ハイエンドPCは続々モデルのラインアップを減らしていっていますので、近いうちにクラスを再定義し直す予定です。もう少しお待ち頂ければと思います。
圧倒的なGeForce RTX 40シリーズとRadeon RX 7000シリーズですが、登場してまだ日が浅いためハイクラス以下のラインアップがありません。よって、ハイクラス以下はGeForce RTX 30シリーズとRadeon RX 6000シリーズが担うことになる訳ですが、この世代は出来に大きな差がありませんので、どちらが上ということもありません。強いていうならば、機械学習などゲーム以外の用途も考えるならGeForce、ゲームだけで良いならばRadeonもあり、といったところです。
また、さらに1つ古い世代となるGeForce RTX 20シリーズとRadeon RX 5000シリーズについてですが、ハイクラスまでならまだまだ戦えているものの、製品を目にする機会が大分少なくなりましたので、考慮から外しても良いでしょう。
ただし、GeForce RTX 2060と、実はGeForce RTX 20シリーズと世代が同じGeForce GTX 16シリーズは、GeForce RTX 30シリーズのラインアップにこのクラスのGPUが長らく存在しなかったこともあって、現在も現役のままです。とはいえ、表をご覧頂くと分かる通り、どれも性能が近い上にGeForce RTX 3060 Tiとの性能差がそれなりにあるため、この辺りのいわゆるアッパーミドルクラスではRadeonに分があるといえるかと思います。
ここではTechPowerUpさんが公開する25のゲームで計測された平均フレームレート、PC Watchさんか公開するApex Legendsの平均フレームレートとFortniteの平均フレームレートのデータをお借りして、ランキング化しています。ただし、いくつか補足があります。
まず、TechPowerUpさんのデータについてですが、これまでご紹介してきたデータはGeForce RTX 4080が登場した際(2022/11/16)に行われた非常にたくさんのGPUをターゲットにしたテスト(NVIDIA GeForce RTX 4080 Founders Edition Review - Energy-Efficient Beast)でした。このテストは、CPUにRyzen 7 5800Xを採用していました。
その後、GeForce RTX 4070が登場した際(2023/04)に行われたテスト(NVIDIA GeForce RTX 4070 Founders Edition Review)は、テストの数こそ同じ25ですが種類が少し違い、またCPUがRyzen 7 5800XからCore i9-13900Kに変更されたため、両者で直接的な比較はできません。ご注意下さい。
また、PC Watchさんのデータは少し古いため、GeForce RTX 40シリーズとRadeon 7000シリーズのGPUが含まれていません。こちらもご注意頂きたいと思います。
ではApex LegendsとFortniteのデータから見ていきましょう。
Apex Legendsは軽いゲームですのでミドルクラスGPUでもそれなりのフレームレートが出せるのですが、上限が300fpsに設定されていますので、FHD解像度ではハイクラス以上のGPUの多くが頭打ちとなって、横並びの状態になっています。
よって、性能の比較という意味では用をなさないといえるかもしれませんが、ゲームのフレームレートの実測値は、目標とするフレームレートを出すにはどのレベルのGPUが必要かを知るためのデータという側面が強いですから、充分参考になるかと思います。
どちらのゲームも4KとFHDの2種類のデータがありますが、FPS(一人称視点)ゲームはとにかくフレームレートが最重要ですから、FHDで高い数値をキープすることが最大の目標になるかと思います。
前述の通り、Apex Legendsは軽いですからミドルクラスでも問題ありませんが、FortniteはFHD: 120fpsをキープするにはGeForce RTX 3060 TiやRadeon RX 6700 XTなどのアッパーミドル~ハイクラスのGPUが必要となりそうです。設定を下げればGeForce RTX 3060でも可能かもしれませんが、アップデートにより重くなることも考慮に入れると、もう少し余裕を見た方が良いでしょう。
続いて、TechPowerUpさんのデータを見てみますが、まずはRyzen 7 5800Xを採用したテストについてです。
こちらにはGeForce RTX 40シリーズのGeForce RTX 4090とGeForce RTX 4080のデータが含まれますが、やはり圧倒的なパワーを示しています。
GPU性能の差は解像度が上がるほど出やすくなりますが、GeForce RTX 4090は前世代ハイエンドのGeForce RTX 3090 Tiの何と1.5倍ものフレームレートを叩き出しています。これならばハイエンドGPUの選択に迷うことはないでしょう。
グラフィックの精細さがウリのゲームであれば、4K: 60fps辺りが一つの目標となるかと思いますが、アッパーミドルからハイクラスのGPUが丁度該当するようです。とはいえ、常時60fpsを狙うのであればGeForce RTX 3080辺りまで上げておいた方が安心ではあるでしょう。
解像度よりもフレームレートを重視するのであれば、FHD: 120fpsが目標となるでしょうが、これもやはりアッパーミドルクラスが該当しそうです。とはいえ、これだけ高いフレームレートであれば多少落ちたところでプレイに支障はでませんので、レンジをもう少し下げても良いかもしれません。
非ゲーミングPCのディスプレイの多くは、リフレッシュレートが75Hzくらいまでのものが主流かと思います。とするとFHD: 60fpsもまだまだ需要のある目標になりますが、これはミドルクラスGPUならほぼ達成可能です。やや重めのゲームや少しでも余裕が欲しいのであれば、GPUの格上げを行うという選び方で良いでしょう。
続いて、CPUにCore i9-13900Kを採用したテストについてです。
最初にお話しした通り、Ryzen 7 5800X + GeForce RTX 3080のデータとは条件が異なりますので、単純な比較はできません。しかし、こちらでもGeForce RTX 4090は前世代ハイエンドのGeForce RTX 3090 Tiの1.5倍の数字を同じく示していますので、やはり圧倒的なパワーは確実といえそうです。
ここでのコストパフォーマンスは、総合性能の平均スコア率を各GPUのおおよその価格で割った値を指しています。
ただし、GPUはグラフィックボードに載っているチップのことで、同じGPUを載せた様々なグラボが存在し、それぞれに異なる価格が付けられますので、価格には当然幅が出ます。特に世代交代によりラインアップの数が減ると、価格差が非常に大きくなることも珍しくありませんので、参考程度に考えて頂ければと思います。
コストパフォーマンスは、一般的にクラスの低いものほど高くなります。実際ランキング上位のほとんどはミドルクラスGPUですので、性能とコスパの両立は基本的に難しくなります。
全体的な傾向としては、GeForceよりもRadeonの方がコスパは良いといえそうです。特にRadeonはセールで時々安く売られることもありますので、そういったグラボは狙い目となります。
ただ、コスパについては注意点があります。それは必要な性能をクリアした上でないと、コスパを追求しても意味がないということです。自分に必要な性能をしっかりと見極めることが最重要ですので、コスパだけを追求することはやめて頂きたいと思います。
ここでのワットパフォーマンスは、総合性能の平均スコア率を各GPUのTDPで割った値を指します。TDPに幅がある場合は、フルパワーとなる最大TDPを基に数値を算出しています。
ワッパも基本的にはクラスが低いものほど高くなる傾向にあります。厳密にいうと、低クラス = 低TDPであることが理由ですが、ハイクラスのCPUやGPUはエネルギー効率の良さを捨ててでも性能を上げているところがあるのです。
とはいえ、ワッパは世代が進むごとに改善されることがほとんどですので、新旧世代の同クラスであればやはり新世代の方がワッパは良い傾向にあります。より低い電力で1つ上のクラスのGPUに性能で並ぶというイメージです。
では、表を見てみましょう。
特筆すべきはGeForce RTX 40シリーズの驚異的なワッパの高さです。いくら世代が新しい方がワッパが良いとはいえ、ミドルクラスを含めたランキングでハイエンドが上位にくることはなかなかないことです。
またライバルのRadeon RX 6950 XTとRadeon RX 6900 XTも同様に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。RadeonはRadeon RX 6000シリーズが登場するまでの数世代、ハイクラス以上のGPUが不在という厳しい状況の中で戦うことを余儀なくされていました。その後にようやく出たRadeon RX 6000シリーズでライバルと互角の戦いができたのは、称賛に価するといって良いでしょう。
とはいえ、GPUに限らずCPUについてもいえることですが、熱処理に問題が生じにくいデスクトップPCではワッパを気にしても仕方がない面があります。近年のCPUやGPUは負荷がかかっていない時は自動的にクロック周波数を大きく引き下げた省電力モードに入りますし、いざハイパワーが必要な時にはTDPの低さが足かせとなりやすいからです。よって、コンパクトPCで発熱が気になるような場合を除いて、必要以上にワッパを追求することはやめておいた方が良いでしょう。