Ada Lovelace(エイダラブレス)アーキテクチャ採用するNVIDIA GeForce RTX 40シリーズで4番目に登場したGPUがGeForce RTX 4070です。
その性能は前世代格上GPUのGeForce RTX 3080をやや上回ってきましたので、まずまずの進化を遂げたといって良いでしょう。
ここでは、そんなGeForce RTX 4070を搭載したBTOゲーミングPCの価格を徹底比較して、おすすめPCをご紹介したいと思います。
BTOゲーミングPCの価格比較を簡単に行いたいならこちらへどうぞ。パーツや規格を選ぶと、それらで構成されたBTOゲーミングPCのスペックと価格が分かりやすく一覧表示されます。PC選びの一助となると思いますので、是非ご利用下さい。
ゲーミングPCのパーツ選びの基本は、GPU性能の足を引っ張らないことです。
ここではGeForce RTX 4070の性能と主要パーツの選び方についてお話しします。
早速GeForce RTX 4070のゲーミング性能に関するデータをご覧頂きます。
以下のデータはTechPowerUpという海外のサイトに掲載されている25のゲームで計測したフレームレートの平均値をまとめたものです。CPUには現役最高クラスの性能を持つCore i9-13900Kが使われていますので、ボトルネックを気にする必要はありません。詳細はMSI GeForce RTX 4060 Ventus 2X OC Reviewでどうぞ。
データはFHD解像度におけるフレームレートが高い順に並べてあり、緑色がNVIDIA GeForceの、赤色がAMD RadeonのGPUであることを表していますが、対象となるGPUはどちらも直近2世代に限定しています。また、GPU名のリンクから、そのGPUを搭載したBTOゲーミングPCをご紹介したページへ飛ぶことができますので、ご活用頂ければと思います。
また、このデータの詳細はGPUの選び方: フレームレートによる性能比較で、またGPU全般のデータはGPU(グラボ)比較&ランキング でお話ししていますので、是非ご一読下さい。
GPU | 4K (2160p) | WQHD (1440p) | FHD (1080p) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 133.0 | 208.7 | 243.2 |
RTX 4080 | 103.4 | 171.8 | 214.2 |
RX 7900 XT | 97.8 | 165.4 | 210.5 |
RX 7900 XTX | 107.5 | 174.3 | 208.2 |
RTX 4070 Ti | 82.3 | 141.8 | 187.1 |
RTX 3090 Ti | 90.7 | 144.4 | 181.8 |
RTX 3090 | 79.8 | 129.3 | 166.6 |
RX 6900 XT | 73.0 | 124.4 | 162.3 |
RTX 4070 | 66.5 | 115.0 | 153.5 |
RX 6800 XT | 68.2 | 116.7 | 152.6 |
RTX 3080 | 69.6 | 114.8 | 148.3 |
RTX 3070 Ti | 57.5 | 97.4 | 128.1 |
RTX 3070 | 53.5 | 90.4 | 121.3 |
RTX 4060 Ti | 44.7 | 83.8 | 114.7 |
RX 6700 XT | 45.9 | 81.9 | 110.1 |
RTX 3060 Ti | 46.6 | 79.5 | 106.4 |
RTX 4060 | 38.7 | 69.6 | 96.0 |
RX 7600 | 35.2 | 67.7 | 94.0 |
RX 6600 XT | 32.0 | 62.6 | 88.5 |
RTX 3060 | 35.0 | 60.4 | 81.3 |
RX 6600 | 27.3 | 53.6 | 76.7 |
RTX 3050 | 24.5 | 43.2 | 59.1 |
RX 6500 XT | 10.6 | 23.0 | 35.0 |
GeForce RTX 4070の性能は4K:平均60fpsを何とかクリアできるレベルです。ところどころフレールレートの落ち込みが気になることもあるかもしれませんが、プレイはおおよそ可能でしょう。
WQHDでは120fps近くまで出せていますので、少し設定を落とせば常時120fpsも可能です。通常のプレイであれば充分に高いフレームレートですので、不満を感じることはまずありません。
FHDでは150fpsを超えていますので、これならば余裕を持って常時120fpsを実現できるかと思います。
ゲームにもよりますが、それぞれの解像度でキリの良い数字をクリアできそうですから、使い勝手の良いGPUといえそうです。
PCはGPUだけで成り立っている訳ではありませんから、高い性能を発揮するにはその他のパーツもおろそかにはできません。
その中でも最も影響力が大きいパーツはCPUです。グラフィックボード(GPU)ほどではありませんが、場合によってはゲームのフレームレートを体感できるほど変えてしまいます。それどころか、CPUの主な役割はシステムやその他のソフトウェアを処理することですから、その性能はゲームのみならずPC全体の挙動にも影響を及ぼします。
CPUがゲームのフレームレートにどれくらい影響するかのデータを以下に示します。
CPU | 4K | WQHD | FHD |
---|---|---|---|
Core Ultra (シリーズ2) (2024/10) | |||
Core Ultra 9 285K | 97.5 | 93.3 | 87.9 |
Core Ultra 7 265K | 97.1 | 92.2 | 85.9 |
Core Ultra 5 245K | 96.7 | 91.1 | 84.1 |
Ryzen 9000シリーズ (2024/08) | |||
Ryzen 9 9950X | 98 | 92.4 | 89.2 |
Ryzen 9 9900X | 98 | 92.2 | 88.2 |
Ryzen 7 9800X3D | 100 | 100 | 100 |
Ryzen 7 9700X | 97.5 | 92.2 | 88.8 |
Ryzen 5 9600X | 97.8 | 92.5 | 88.4 |
Ryzen 8000シリーズ (2024/02) | |||
Ryzen 5 8500G | 87.8 | 78.8 | 68.4 |
第14世代Core (2023/10) | |||
Core i9-14900K | 98.9 | 95.9 | 92.8 |
Core i7-14700K | 98.5 | 94.9 | 91 |
Core i5-14600K | 97.5 | 92.3 | 87.1 |
Core i3-14100 | 91.5 | 79.5 | 68.4 |
第13世代Core (2022/10) | |||
Core i9-13900K | 98.7 | 95.6 | 92.3 |
Core i7-13700K | 98.2 | 94 | 90.3 |
Core i5-13600K | 97.1 | 91.3 | 85.3 |
Core i5-13400F | 93.5 | 84.2 | 74.3 |
Ryzen 7000シリーズ (2022/09) | |||
Ryzen 9 7950X3D | 99.5 | 94.6 | 91.7 |
Ryzen 9 7950X | 98 | 92.6 | 87.8 |
Ryzen 9 7900X | 97.9 | 92.1 | 86.9 |
Ryzen 9 7900 | 97.3 | 90.6 | 85 |
Ryzen 7 7800X3D | 99.7 | 97.2 | 95.9 |
Ryzen 7 7700X | 97.7 | 91.9 | 87 |
Ryzen 7 7700 | 97.2 | 91.1 | 86.4 |
Ryzen 5 7600X | 96.7 | 90.8 | 85.3 |
Ryzen 5 7600 | 96.4 | 89.6 | 84 |
第12世代Core (2021/11) | |||
Core i9-12900K | 97.2 | 91.3 | 84.8 |
Core i7-12700K | 96.6 | 89.7 | 82.8 |
Core i5-12600K | 94.7 | 86.5 | 77.9 |
Core i5-12400F | 92.5 | 83 | 72.7 |
Core i3-12100F | 88.6 | 76.5 | 64.8 |
第11世代Core (2021/03) | |||
Core i9-11900K | 91.7 | 83.3 | 73.7 |
Core i7-11700K | 90.9 | 82.2 | 72.5 |
Core i5-11600K | 89.9 | 80.3 | 69.5 |
Core i5-11400F | 85.4 | 69.5 | 58.2 |
Ryzen 5000シリーズ (2020/11) | |||
Ryzen 9 5950X | 95.2 | 87 | 78.2 |
Ryzen 9 5900X | 94.8 | 86.1 | 76.8 |
Ryzen 7 5800X3D | 97.9 | 91.7 | 84.8 |
Ryzen 7 5800X | 93.3 | 83.3 | 73.4 |
Ryzen 7 5700X | 92.7 | 82.7 | 72.1 |
Ryzen 5 5600X | 92.8 | 82.7 | 72.1 |
Ryzen 7 5700G | 88.5 | 75.8 | 64.7 |
Ryzen 3000シリーズ (2019/07) | |||
Ryzen 9 3900X | 88.9 | 74.5 | 62.5 |
Ryzen 7 3700X | 88.3 | 73.3 | 61 |
Ryzen 5 3600 | 87.1 | 69.6 | 57.4 |
Ryzen 3 3300X | 85.5 | 66.8 | 55.1 |
上の表はRyzen 7 9800X3Dの性能を100とした場合の各CPUの相対的な性能を数値化(%)したデータです。14個のゲームで計測した平均フレームレートの平均値から算出したもので、4K(2160p)、WQHD(1440p)、FHD(1080p)の3種類の解像度で測定されています。また、GPUにはGeForce RTX 4090を使用しています。
一般的に高解像度よりも低解像度の方がCPUの影響力は大きくなりますが、上記のデータもまさにそういった傾向を見せています。4Kにおいては最高と最低の差は14.6ポイント程度ですが、FHDにおいては何と44.9ポイントも差が付いています。40~50%も性能が落ちるということは、FHDにおいてGeForce RTX 4090がGeForce RTX 4060 Ti相当になるということになりますが、これでは良いGPUの意味を台無しにしてしまいかねません。
ただし、これはハイエンドGPUのGeForce RTX 4090だからこその数字である点に注意が必要です。CPUの影響力はGPU性能が高いほど大きくなるという特徴もあるからです。一応の目安としては、GeForce RTX 3070辺りから上のGPUであれば、CPUの性能にも気を配った方が良さそうです。
詳細は以下のページでお話ししていますので、興味のある人はご一読下さい。
上記のページのまとめと現在のおすすめゲーミングCPUのランキングをスペックごとに挙げると、以下のようになります。
順位 | ハイエンド (RTX 4070 Ti以上) | ハイクラス (RTX 3070以上) | ミドルクラス |
---|---|---|---|
1位 | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 5 7600X |
2位 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 5 9600X |
3位 | Core i9-14900K | Ryzen 7 7700X | Ryzen 5 7600 |
以上により、GeForce RTX 4070に合わせるCPUは、ボトルネックを避けるため、それなりに高性能にしておいた方が良いでしょう。セオリー通り、Core i7 / Ryzen 7以上をおすすめします。
メモリに関しては速度も重要ですが、何よりも容量に気を付ける必要があります。メモリ容量は豊富にあってもそれほど意味はありませんが、不足するとはっきりと体感できるレベルでPCの速度を遅くするからです。
ハイクラスPCであれば、32GBがセオリーです。16GBでも問題はないかもしれませんが、足りなかった場合のダメージの大きさを考えると、おすすめすることはできません。
ストレージ(SSDなどの記憶装置)に関しては、高速なM.2 / NVMe(PCIe)接続のSSDが主流となって久しいですが、最新のPCIe 5.0やPCIe 4.0規格のSSDは、理論上は圧倒的な速度となっていますが、体感差はあまりないかあってもそれほど気にならないというのが実際のところです。
よって、現時点ではこれらにこだわる必要はないとは思いますが、ダウングレードが行えないモデルもありますので、考慮には入れておいても良いかもしれません。
まずはGeForce RTX 4070搭載ゲーミングPCの価格一覧表をご覧頂きたいと思いますが、バランスを考慮して以下の条件を満たす構成に限定していますので、ご注意下さい。
他の条件で比較を行いたいようでしたら、是非BTOゲーミングPC価格チェッカーを試して頂ければと思います。
CPU | Ryzen 5 7600以上 Core i5-14600K(F)以上 |
---|---|
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB (PCIe) |
モデル名 | 価格 | GPU | CPU | CS | メモリ | ストレージ | OS | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 枚数 | 規格 | メイン | サブ | ||||||
▶ GG GE7A-E243B | ¥245,300 | RTX4070 (+33,000) | R5 7600 (-5,500) | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7A-E243B | ¥250,800 (+5,500) | RTX4070 (+33,000) | R7 7700 | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7A-F245B | ¥262,300 (+17,000) | RTX4070 (+33,000) | R5 9600X (-16,500) | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7A-F245B | ¥278,800 (+33,500) | RTX4070 (+33,000) | R7 9700X | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7A-D243B | ¥282,800 (+37,500) | RTX4070 (+33,000) | R7 7800X3D | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7J-F247ZB | ¥307,800 (+62,500) | RTX4070 (+0) | Ultra 7 265K | Intel Z890 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE9A-K245B | ¥307,800 (+62,500) | RTX4070 (+33,000) | R9 9900X | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE7A-G250B | ¥317,800 (+72,500) | RTX4070 | R7 9800X3D | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-4800 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE9A-K245B | ¥340,800 (+95,500) | RTX4070 (+33,000) | R9 9950X (+33,000) | AMD B650 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE9J-G247ZB | ¥353,800 (+108,500) | RTX4070 (-11,000) | Ultra 9 285K | Intel Z890 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE9A-L247XB | ¥366,800 (+121,500) | RTX4070 (-11,000) | R9 9900X (-22,000) | AMD X870 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
▶ GG GE9A-L247XB | ¥388,800 (+143,500) | RTX4070 (-11,000) | R9 9950X | AMD X870 | 32GB | 2 | DDR5-5600 | 1TB (PCIe 4) | - | Win 11 Home |
モデル名をクリックすると、詳細なスペック表と販売ページへのリンクが表示されます。
このデータを基にしたGeForce RTX 4070搭載ゲーミングPCのおすすめランキングは以下の通りです。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti (8GB) |
メモリ | 32GB (DDR5-4800, 16GBx2) |
ストレージ | 1TB (M.2/NVMe) |
チップセット | AMD B650 |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥249,800 (税込) |
セオリーとしては、やはりRyzen 7 9800X3DかRyzen 7 7800X3Dを搭載したモデルということになるでしょう。性能なら前者に、ワットパフォーマンス(電力効率)なら後者に分があります。
GeForce RTX 4070は性能の低いGPUではありませんので、できればCPUにもパワーを求めたいところですが、Ryzen 7 9800X3Dは現在品薄で価格も高く、これを搭載するモデルもコスパが良くないため、このクラスではあまりおすすめできません。
それに対して、Ryzen 7 7800X3DはRyzen 7 9800X3D登場以前のチャンピオンCPUで性能と価格、両方のバランスが良く、ハイエンド以外では鉄板といって良いCPUです。
よって、Ryzen 7 7800X3Dを搭載する最安モデルG-GEAR GE7A-D243/B(¥282,800)をおすすめの1位に挙げたいと思います!
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 7700 |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti (8GB) |
メモリ | 32GB (DDR5-4800, 16GBx2) |
ストレージ | 1TB (M.2/NVMe) |
チップセット | AMD B650 |
電源 | 600W (80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥217,800 (税込) |
2位にはRyzen 7 7700を採用するG-GEAR GE7A-E243/B(¥250,800)を挙げます。
Ryzen 7 7700はこのクラスのゲーミングPCにおすすめするCPUとしては性能的に余り余裕がないという印象は拭えませんが、1位のG-GEAR GE7A-D243/B(¥282,800)よりも32,000円も安いというのは大きなメリットです。
コスパ重視の人には良い選択肢となるでしょう。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | AMD Ryzen 7 9700X (8C/16T, 3.8-5.5GHz) |
GPU (VRAM) | GeForce RTX 4060 Ti (8GB) |
メモリ | 32GB (DDR5-4800, 16GBx2) |
ストレージ | 1TB (M.2/NVMe) |
チップセット | AMD B650 |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥245,800 (税込) |
X3Dシリーズにはシングルスレッド性能が低いという小さくはない欠点があります。
シングルスレッド性能は基本的に世代を経るごとに上がっていきますから、これを重視するのであればRyzen 5 9600X辺りが候補となるでしょう。
コア数が6と少し寂しいですが、現状必要十分な数ではありますので、おすすめの3位にはRyzen 5 9600Xを採用するG-GEAR GE7A-F245/B(¥262,300)を挙げます。