gtx1660ti-note-pc
「デスクトップ向け」の「GeForce GTX 1660 Ti」は、「ハイスペック」目前のいわゆる「アッパーミドルクラス」のGPUです。
その「ノート向け」となるGPUは、デスクトップ向けよりも「10~20%ほど」性能が低いとされているため、「FHD: 60fps」を目指す典型的な「ミドルクラス」といえるでしょう。
とはいえ、これだけの性能があれば、多くのゲームが快適に動かせますので、色々と制約の多いノートPCには最適なスペックといえるかもしれません。
ここでは、そんなGTX1660Tiの「性能」に関するデータや、GTX1660Tiを搭載した「BTOゲーミングノートPC」を様々なスペックごとに「価格」を比較して分かった「コスパ」の良いモデルをご紹介してきましたが、世代交代の波によりラインアップが消滅したため、「2021年3月13日」をもって、データの更新を停止させて頂くことにしました(参考までにデータ自体は最後のものを残しています)。ご了承下さい。
また、便宜上「ノート向けGTX1660Ti」のことを「GTX1660Tiノート」と呼ぶことにしますので、ご了承下さい。
まずは、「GeForce GTX 1660 Tiノート」の性能について、チェックしてみましょう。
スペック | GPU | fps(4K / FHD) |
---|---|---|
[ハイエンド] 4K: 60fps FHD: 120fps~ |
- | - |
[ハイスペック] 4K: 30~60fps FHD: 60~120fps |
RTX2080ノート (RTX2070相当) | 44.5 / 107.6 | RTX2070ノート (RX5600XT相当) | 36.3 / 92.0 |
[ミドルスペック] FHD: 30~60fps |
RTX2060ノート (GTX1660相当) | 24.2 / 66.5 |
GTX1660Tiノート (GTX1660相当) | ||
GTX1650ノート (GTX1650相当) | 15.1 / 47.3 |
詳細は、ノート向けGPUの性能と選び方でお話ししていますので、是非ご一読下さい。
また、「RTX 2060ノート」と「GTX 1660 Tiノート」は、ともにデスクトップ向けGPUの「GTX 1660」に近い性能を持っていますが、GTX1660と比べてRTX2060ノートは「5%ほど上」の、GTX1660Tiノートは「5%ほど下」の性能ですので、わずかとはいえ差があります。ご注意下さい。
「fps(frames per second)」とは、「秒間のコマ数」を表す単位のことです。これをフレームレートといい、この数値が高いほど映像は滑らかに見えます。
fpsの項目にある数値は「複数のゲームで計測された平均fps」で、左側が「4K解像度(3840 x 2160)」、右側が「フルHD解像度(1920 x 1080)」におけるフレームレートです。
快適なフレームレートの一般的な目安は「60fps」ですが、これを下回ったとしても、必ずしも快適性が損なわれる訳ではありません。「30fps」でも、通常プレイに支障はないと思います。
ただし、最低フレームレートが低くなると、カクつきが目立つようになってプレイしづらくなりますので、ある程度の余裕は欲しいところです。
また、カクつきがなくとも、fpsの振り幅が大きくなると違和感として表れやすくなります。数字が安定していることが快適さにおける重要なポイントになりますので、覚えて帰って下さい。
では、「GTX 1660 Tiノート」の性能について、見ていきましょう。
「4K」については、さすがにパワー不足です。4Kでなければならないならば、大人しく上位GPUに格上げすべきです。
また、表中にはありませんが、「GTX 1660」の「WQHD解像度(2560 x 1440)」での平均fpsは「47.1」です。こなせないことはありませんが、それなりにカクつきも生じるフレームレートといえるかもしれませんが、致命的な局面はあまりないと思いますので、画質と相談しながら調整を行えば、まずまずの快適さをキープできそうです。
「FHD」では「平均66.5fps」ですから、カクつく場面はほぼないと思います。ほとんどのゲームで快適なプレイが可能でしょう!
ノートPCは「熱の問題」が避けて通れませんから、比較的発熱量が小さく、なおかつ充分な性能を持つGTX1660Tiノートは「最高の一般向けGPU」です!
当サイトでは「GPU」をクラス分けして、それぞれのクラスごとにバランスの取れた構成を「鉄板構成」としておすすめしています。
「ミドルスペック級」の鉄板構成は、以下の通りです。
鉄板構成 | |
ターゲット フレームレート | FHD: 30~60fps |
---|---|
GPU | GeForce RTX 2060ノート GeForce GTX 1660 Tiノート GeForce GTX 1650ノート |
CPU | Core i7-9750H Core i5-9300H |
メモリ | 8GB~ |
ストレージ (SSD) | 250GB~ |
詳細は、ゲーミングノートPCの選び方でどうぞ。
ここでは、各ショップが販売している「BTOゲーミングノートPC」の「価格」を「徹底比較」してみたいと思います!
メニューから「メモリ」、「SSD」の種類や容量を選ぶと、「スペックと価格の一覧表」の該当部分がそろえられて、価格も変更されます。
その他の基本的な見方、使い方は、以下の通りです。
モデル | CPU | GPU | ▼ MEM | ▼ SSD / HDD | インチ /解像度 /Rレート | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
①:LEVEL- RXSVI |
i7-10750H | 1660Ti | 16GB | H-500GB / 1TB |
15.6 /FHD /60Hz |
¥148,478 在庫切れ |
②:LEVEL- RXSX |
i7-10750H | 1660Ti | 16GB | H-500GB / x |
15.6 /FHD /60Hz |
¥141,878 在庫切れ |
③:LEVEL- RXSS |
i7-10750H | 1660Ti | 8GB | 500GB / x |
15.6 /FHD /60Hz |
¥136,378 在庫切れ |
では、パーツごとに見ていきます。
現在の「ノート向けCPU」の主流は「Core i7-10750H」で、「ハイエンドクラス」から「ミドルクラス」まで幅広く採用されています。
その性能は「デスクトップ向け」の「Core i5」と同じくらいに留まるのですが、Core i5は多くのゲームソフトで「Core i7」などの上位CPUに肉薄するなど非常に優れたゲーミング性能を見せていますので、特にこのクラスではCore i7-10750Hは充分なパワーを持っているといえます。
ミドル帯の基本は「8GB」ですが、GTX1660Tiノートはハイスペック一歩手前の「アッパーミドル級」の性能ですので、「16GB」にしておいた方が安心です。
メモリは「多くとも意味はないが、少ないと露骨に挙動を遅くさせる」という特徴を持つパーツですから、容量不足だけは避けたいところです。
それから、メモリは後から増設することも可能なのですが、デュアルチャネルとの兼ね合いもありますので、容量と構成は最初に決めておくべきです。
「重量級のゲーム」をプレイするのであれば、それなりの容量を要求されますが、「複数の軽いゲーム」をプレイする場合も容量が必要になりますので、「PCのスペック」と「ストレージの容量」は直接的な関係はないといえます。
とはいえ、全体のバランスやBTOでの採用例を考慮すると、「500GB級」がこのクラスの「鉄板」といって良いと思いますが、問題は「高速タイプ」と「通常タイプ」のどちらにするかです。
高速タイプは「発熱量」が大きいですから、ノートPCのような小さなケースには向かないため、現時点ではどちらかというと通常タイプの方が「おすすめ」ではあるのですが、今は「ハイスペックノートPC」の多くがデフォルトで高速SSDを採用するようになっていますので、気にしても仕方がない状況になりつつあります。
また、ここでご紹介しているモデルも全てデフォルトで高速タイプを採用していますし、カスタマイズで通常タイプに変更することができないタイプも出てきています。
ハイクラスだけでなくミドルクラスでも「高速SSD固定」という構成が増えてきましたので、もはや高速タイプが当然という時代なのかもしれません。
ディスプレイ選びのポイントは「画面の大きさと解像度のバランス」にあります。基本的に、同じ解像度ならディスプレイサイズが大きいものほど、文字サイズも大きくなります。
一般的に、文字の見やすさの分かれ目になるのが、「15.6インチ/フルHD」という組み合わせです。画面サイズがこれより小さくなる、あるいは解像度が上がると、文字などが少し判別しにくいと感じる人も出てくるといわれているのです。
ということは、「17.3インチ/フルHD」だと文字の判別がしやすくなる訳ですが、それ以前に、ゲーム用途にはできる限り大きなディスプレイがおすすめです。ゲームにおいては、迫力や細部の見やすさが重要となるからです。
また、文字が見づらい場合は、設定で何とかできる場合がほとんどですので、問題というほどでもないという考え方もできます。ただ、視力に自信がない人は、大きなディスプレイを選んだ方が無難でしょう。
次に、リフレッシュレートについてです。
映像の滑らかさの指標が「fps(フレームレート)」ですが、高いfpsをキープするには良いGPUが必須となります。
しかし、いくらfpsを上げることができたとしても、画面の更新タイミングであるリフレッシュレートが低ければ意味がありません。単位「Hz(ヘルツ)」で表されるリフレッシュレートの数字が、fpsの上限なのです。
一般的に、良いGPUを搭載したモデルは、ディスプレイのリフレッシュレートも高い傾向にありますが、fpsとリフレッシュレートはイコールの関係ではありませんので、ご注意下さい。
また、先ほどお話ししたGeForce GTX 1660 Tiノートの性能も参考にして頂ければと思います。
「LEVEL-∞(インフィニティ)」の3モデルは「メモリ」と「ストレージ」の構成が異なるだけで、少なくともカタログスペック上では同じPCです。
そして、「メモリ」や「ストレージ」のアップグレードはできますが、ダウングレードはできない仕組みになっていて、「容量」を減らすには下位モデルを選ぶ必要がありますが、下位モデルをアップグレードするよりも上位モデルを選んだ方が安いという特徴があります。
つまり、LEVEL-∞のモデルを選ぶ場合は、求める構成に合致するモデルにすると「コスパ」が良くなるということです。
よって、「メモリ 16GB + 高速SSD 500GB + HDD 1TB」なら①:LEVEL-15FX068-i7-RXSVIが、「メモリ 16GB + 高速SSD 500GB + HDDなし」なら②:LEVEL-15FX068-i7-RXSXがコスパの良いモデルということになります。
しかし、ご覧の通り、現在全モデルが「在庫切れ」状態です。しばらくお待ち下さい。
ここからは、当サイトでご紹介している「GeForce GTX 1660 Tiノート」搭載BTOパソコンの「簡易スペック」と「販売ページへのリンク」を掲載していきます。是非、有効に活用して下さい。
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10750H (6C/12T, 2.6-5.0GHz) |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti (6GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-2666, 8GBx2) |
SSD | 500GB (M.2/NVMe) |
HDD | 1TB (SATA3) |
チップセット | Intel HM470 |
光学ドライブ | x |
ディスプレイ | 15.6インチ/1920x1080 /60Hz/ノングレア/IPS |
映像出力 | HDMI x1 mini DisplayPort x1 |
重量 | 約2.24kg |
標準時バッテリー 動作時間 | 約3.6時間 |
保証 | 1年 |
価格 | ¥148,478 (税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10750H (6C/12T, 2.6-5.0GHz) |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti (6GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-2666, 8GBx2) |
SSD | 500GB (M.2/NVMe) |
HDD | x |
チップセット | Intel HM470 |
光学ドライブ | x |
ディスプレイ | 15.6インチ/1920x1080 /60Hz/ノングレア/IPS |
映像出力 | HDMI x1 mini DisplayPort x1 |
重量 | 約2.24kg |
標準時バッテリー 動作時間 | 約3.6時間 |
保証 | 1年 |
価格 | ¥141,878 (税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10750H (6C/12T, 2.6-5.0GHz) |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti (6GB) |
メモリ | 8GB (DDR4-2666, 4GBx2) |
SSD | 240GB (SATA3) |
HDD | x |
チップセット | Intel HM470 |
光学ドライブ | x |
ディスプレイ | 15.6インチ/1920x1080 /60Hz/ノングレア/IPS |
映像出力 | HDMI x1 mini DisplayPort x1 |
重量 | 約2.24kg |
標準時バッテリー 動作時間 | 約3.6時間 |
保証 | 1年 |
価格 | ¥136,378 (税込) |