BTOと呼ばれるパーツを指定可能なPCの販売形式が存在します。動作することが保証されていますので、初心者の人も安心して購入できる方式です。
PCショップはBTO PCに独自のブランドを付けて販売していますが、どのショップもゲーミングPCには通常とは別の独立したブランドを与えています。ゲーミングPCに要求される性能や品質が高いことなどが主な理由でしょう。
ここでは、各BTOショップのゲーミングPCを簡単に比較できるシステムを提供しています。また、ゲーミングPCの選び方やおすすめのBTOゲーミングPCの紹介なども行っていますので、是非有効活用して頂ければと思います。
ゲーミングPC選びで最も重要なことは、ゲームをプレイする上で感じる不満やストレスを回避することです。そして、ゲーム中のストレスといえば映像がカクカクすることとデータのロード(読み込み)が遅いことの2つが代表的ですが、これらの現象にイライラさせられた経験がある人も多いのではないでしょうか。
その原因はソフトウェア側にある場合とハードウェア(PCやゲーム機など)側にある場合どちらも考えられますが、前者の場合は特定のゲームだけで済みますので、ダメージは比較的小さいといえるでしょう。
しかしハードに原因がある場合は、どのゲームでもイライラの基となる現象が生じ得ますので非常に厄介です。できる限り、問題が起こりそうな要素は取り払っておきたいところです。
ここではカクつきとロードの遅さを回避するための方法について、お話しします。
映像における単位時間当たりのコマ数のことをフレームレートといいます。コマ数が多ければ多い(フレームレートが高い)ほどコマ間の差異が小さくなるため、映像は滑らかで綺麗になります。
逆にコマ数が少ないほどコマ間の差異が大きくなるため、滑らかさが減少してカクカク感が出やすくなるのです。つまり、カクつくとはフレームレートが低い状態をいう訳です。
快適なフレームレートの一般的な目安は60fps(frames per second: 秒間60フレーム)です。これを下回ってもすぐに不満が出る訳ではありませんが、30fpsを切ってくると、局所的に重くなって入力タイミングが遅れるなどの弊害も出てきますので、できれば平均60fpsを目標とすることをおすすめします。
フレームレートに最も大きな影響を与えるパーツは、GPU(グラフィックボード)です。ゲームプログラムでは、一般的にグラフィック関連の処理が最も重くなりがちですから、これを担当するパーツであるGPUが最重要パーツとなるのです。
また、ゲームプログラムだけでなくPC全体の処理も担当するCPUの性能も重要です。シミュレーションゲームが代表的ですが、キャラクターの数が多いゲームやコンピュータ側にも深い思考を要求するゲームなどでは、CPUへの負荷が高くなりがちですから、CPUパワーもおろそかにはできません。
ゲーミング用途のみならず、PC性能はデータをどれだけ早く処理できるかが肝心です。よって、これを行う2つのプロセッサ(CPUとGPU)がPCの中心的パーツになるのは必然です。
あまりに過剰な性能は無駄といえるかもしれませんが、パワーに適度な余裕があることは絶対に損をすることはありません。処理が速いのはもちろん、性能に不満が出る時期を遅らせて買い換えのスパンを長くすることもできるからです。つまり、長い目で見ると、コスパ面でもメリットがあるといえるのです。
また、オンラインゲームなどでは、定期的なアップデートによりゲームがどんどん重くなってしまうことが良くあります。これを考慮に入れず、ギリギリのスペックで構成してしまうと、アップデートのたびにフレームレートが低下することも考えられますので、やはり余力を持つということは重要なのです。
OSを含めたプログラム本体や各種データは、SSD(ソリッドステイトドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)などのストレージ(補助記憶装置)に保存され、必要に応じて適宜メモリへと読み込まれて、CPUにより処理されます。
グラフィックデータの場合はVRAM(グラフィックボード上のメモリ)に読み込まれて、GPUにより処理されます(ただし、グラボがなければメインメモリ上に読み込まれます)。
ゲームプログラムやゲームで使われるデータも当然これに従いますが、ゲームの場合は場面が切り替わるたびに大きなデータの入れ換えが起こることもありますので、それぞれの読み書き速度が重要になります。
ただ、ロードの遅さの主な原因は、最も遅いストレージにある場合がほとんどです。特にHDDの遅さはずば抜けていますので、OS本体やゲームなどの速度が欲しいプログラムは、HDDにインストールしないよう気を付けなければなりません。
とはいうものの、最近のPCにはSSDのみでHDDを搭載していないモデルも多いですから、この点を心配する必要はあまりないかもしれません。
ロードの速度は、フレームレートが極端に落ちてゲームにならない状態に比べると、問題としては比較的小さいといって良いでしょう。実際、データを読み込んだ後がゲームの本編ですから、CPUやGPUよりもメモリやストレージの優先度は低くなります。
ただ、ストレージの速度が速ければ、OSや他のソフトの起動も含めて、システム全体の挙動がキビキビとなりますので、大きな満足感が得られやすくなります。よって、ストレージ速度とメモリ容量にも気を配って欲しいと思います。
ゲーミングPCのパーツについて、重要度の高い順に網羅的に解説します。
序列の1番手は、もちろんグラフィックボードです。
ただし、厳密にいうと、選ぶのはグラフィックボードではなくGPUと呼ばれるグラフィックボードの中核をなすチップです。グラフィックボードは各社から様々なモデルが発売されていますが、グラフィック処理能力はGPUによりほぼ決まりますので、GPUが同じなら性能もほとんど変わりません。よって、基本的にはグラボとGPUはほぼ同等のものという解釈で構いません。
現在PC向けのGPUを供給するメーカーといえばNVIDIA(エヌヴィディア)とAMD(エイエムディー)、そしてIntel(インテル)の3社を覚えておくだけで良いでしょう。また、それぞれの一般(ゲーム)向けGPUブランドはGeForce(ジーフォース)、Radeon(レイディオン)、Arc(アーク)です。
ただ、Intel Arcは歴史が浅いこともあって性能面でまだ不安がありますので、率直にいってゲーミング用途のGPUからは除外することをおすすめします。
参考までにGPUごとの平均フレームレートの一覧表をご紹介しておきます。
GPU | 4K (2160p) | WQHD (1440p) | FHD (1080p) |
---|---|---|---|
RTX 4090 | 118.7 | 188.1 | 223.6 |
RX 7900 XTX | 96.1 | 159.5 | 197.9 |
RTX 4080 SUPER | 93.7 | 155.8 | 195.4 |
RTX 4080 | 92.5 | 154.1 | 193.8 |
RX 7900 XT | 81.0 | 139.9 | 179.1 |
RTX 4070 Ti SUPER | 79.7 | 135.8 | 174.7 |
RTX 4070 Ti | 72.8 | 128.2 | 167.6 |
RTX 3090 Ti | 81.5 | 131.3 | 165.4 |
RTX 4070 SUPER | 67.2 | 118.4 | 157.0 |
RTX 3090 | 72.5 | 119.2 | 153.0 |
RX 6900 XT | 65.3 | 114.0 | 149.2 |
RX 7800 XT | 62.3 | 109.3 | 144.0 |
RX 6800 XT | 60.7 | 106.8 | 140.9 |
RTX 3080 | 63.6 | 106.1 | 139.1 |
RTX 4070 | 58.6 | 103.5 | 139.0 |
RX 7700 XT | 50.7 | 92.1 | 124.9 |
RX 6800 | 52.9 | 92.1 | 120.9 |
RTX 3070 Ti | 50.5 | 87.7 | 116.9 |
RTX 3070 | 47.3 | 82.6 | 111.0 |
RTX 4060 Ti 16GB | 43.2 | 78.0 | 107.9 |
RTX 4060 Ti 8GB | 41.1 | 77.1 | 107.0 |
RX 6700 XT | 40.7 | 74.3 | 101.2 |
RTX 3060 Ti | 40.7 | 71.6 | 97.6 |
RX 7600 XT | 34.7 | 63.7 | 89.4 |
RTX 4060 | 33.6 | 61.3 | 85.0 |
RX 7600 | 30.1 | 57.9 | 82.0 |
RX 6600 XT | 29.2 | 56.1 | 79.3 |
RTX 3060 | 31.2 | 54.7 | 74.9 |
RX 6600 | 24.1 | 47.7 | 68.2 |
RTX 3050 | 21.6 | 39.2 | 54.0 |
RX 6500 XT | 8.6 | 19.3 | 32.7 |
GPUの次に重要なパーツはCPUです。
CPUの主な役割はソフトウェアの実行ですので、PCで行うことのほぼ全てにCPUはかかわってきます。よって、その重要度はいうまでもありませんが、ゲームPCにおいては知っておきたい特徴があります。
何度もお話ししている通り、ゲームにおいてはグラフィック関連の処理が最も重くなりますので、これを担当するGPUの性能が最重要ですが、実は必要となるCPU性能は、GPU性能に比例するのです。
ミドルクラスGPUまでならばCPU性能が問題になることはほとんどありませんが、ハイクラス以上のGPUでは、その性能が上がれば上がるほど、CPUがボトルネックになる可能性も上がります。
また、CPUはシステムの稼働という役割も担っていますので、どうしても余力を残しておきたいパーツでもあります。よって、ギリギリ耐えられるというレベルでは不安があるということは覚えて帰って頂きたいと思います。
ゲーミングCPUの選び方については以下のページでお話ししていますので、是非ご一読ください。
スペック別最新おすすめゲーミングCPUランキングのみ抜粋しておきます。参考にしてください。
順位 | ハイエンド (RTX 4080以上) | ハイクラス (RTX 4070以上) | ミドルクラス |
---|---|---|---|
1位 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D | Core i5-14600K(F) |
2位 | Core i9-14900K(F) | Core i7-14700K(F) | Ryzen 5 7600X |
3位 | Core i7-14700K(F) | Core i5-14600K(F) | Core i5-13500 |
メモリの役割は、CPUが処理するデータを保持しておくことです。CPUは大量のデータを処理しますが、CPU単体では多くのデータを記憶できませんので、メモリという記憶装置が必要になるのです。
メモリの重要なパラメータといえば速度と容量になります。ただ、速度に関しては高速なタイプを使ってもそれほど体感差はありませんので、気にしなくても構わないでしょう。
逆に容量に関しては、絶対に不足しないように気を付けるべきです。メモリ容量の不足は特定のソフトの動作はもちろんのこと、システム全体の大幅な速度低下を引き起こし、かつメモリ上のデータを減らさない限り、低速状態がずっと続いてしまうからです。何とか足りる程度ではなく充分に余裕があるくらい確保しておきましょう。
また、速度は重要ではないとお話ししましたが、デュアルチャネルという指定の場所に同じ規格のメモリをさすことで速度が2倍になる技術がありますので、これは積極的に狙っていきましょう。実感できるほどの速度差はないかもしれませんが、簡単にできて損をすることもないからです。
では、具体的なお話に入ります。
ゲーム用途におけるメモリの鉄板容量は16GBです。数は少ないとはいえ、32GBを推奨するゲームも出てきてはいますが、現時点ではほとんどのゲームで16GBもあれば充分です。
ただ、ハイエンド級のBTOモデルのデフォルト容量も多くが32GBになりつつありますし、将来性なども含めると、ハイエンドと上位ハイスペックの標準は32GBにしても良いかもしれません。動画編集など大きなデータを扱う作業を快適に行うのであれば、もっと大きな容量にしても良いでしょう。
少し前までは8GBでも良かったミドルクラスのBTOゲーミングPCでも、8GBを採用するモデルは滅多に見なくなりました。これからも必要メモリ容量は増え続けていくであろうことを考えると、このクラスは16GBを標準とした方が相応しいように思います。
何度もいいますが、メモリは容量が不足することだけは絶対に避けたいパーツです。よって、例え過剰だったとしても最低でも16GBは積んだ方が安心です。
ストレージとは、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置のことです。どちらも電源を切った後もデータを保存しておける機器ですが、記憶のための原理自体が異なりますので、ハードウェアとしては全くの別物です。
ストレージに関しても、やはり重要なパラメータは速度と容量になりますが、SSDとHDDでは性質がかなり異なります。
まず速度についてですが、これはもうSSDが圧倒的に高速です。というよりは、HDDが遅すぎて話にならないといった方が正しいでしょう。この点だけを取ってみても、HDDという選択肢は外して構いません。ゲームデータをインストールするストレージとしては、SSD一択です。
ただ、HDDは容量当たりの単価が安いため、速度を必要としないデータ保管用のサブストレージとしてはまだまだ有用といえます。
速度に関しては、HDDよりもむしろSSDの種類の方が話題の中心といえるでしょう。最初期のSSDはHDDと同じSATA(Serial ATA)規格で接続されていましたが、M.2 / NVMeという高速な規格が登場してからは徐々に後者が増え、現在ではついに主流となりました。
NVMe接続のSSDは、内部的にはPCIe(PCI Express)という汎用的なバス(データの通り道)が使われているため、そのバージョンにより最高速度は変わってきます(最新の規格はPCIe 5.0)。
ただ、数字上は何倍も速いですが、体感速度はそこまで速くはありませんし、高速タイプは発熱量が大きいなどのデメリットもありますので、過度な期待は禁物です。
では、具体的にどれくらいの容量が必要かというと、実はストレージには鉄板と呼べるような容量はありません。確かに高いスペックを要求するようなゲームはソフトの容量も大きくなりがちですが、例えばストレージの要求容量が小さなゲームでも、たくさんのゲームをインストールするのであれば、当然必要なストレージ容量も大きくなります。つまり、ストレージ容量とスペックの高低は、直接的には関係がないのですが、強いていうならばコスパの良い1TBをおすすめします。BTOゲーミングPCでの採用例が多い容量でもありますので安心です。
また、SSDには空き容量が大きいほど高速という性質がありますので、できれば20~30%ほどは容量を空けた状態をキープしたいところです。とはいえ、容量が欲しくなったら、別のSSDを増設すれば良いだけですので、あまり悩む必要はないでしょう。
以上を踏まえた上でのゲーミングPCの鉄板構成をまとめると、以下の表のようになります。参考にしてください。
GPU | CPU | メモリ | SSD | |
---|---|---|---|---|
ハイ エンド |
RTX 4090 RTX 4080 SUPER RTX 4080 RX 7900 XTX |
i9-14900K(F) i7-14700K(F) R9 7950X(3D) R9 7900X(3D) R7 7800X3D |
32GB | 1TB (PCIe) |
ハイ クラス |
RTX 4070 Ti SUPER RTX 4070 Ti RTX 4070 SUPER RTX 4070 RX 7900 XT RX 7800 XT RX 7700 XT |
i5-14600K(F)以上 R7 7700X以上 |
||
ミドル クラス |
RTX 4060 Ti RTX 4060 RTX 3060 Ti RTX 3060 RTX 3050 RX 7600 XT RX 7600 RX 6600 XT RX 6600 |
不問 | 16GB |
ここでは、G-Tune(マウスコンピューター)、G-GEAR(ツクモ)、LEVEL∞(パソコン工房)で販売されているBTOゲーミングPCの価格を簡単にチェックできるシステムを公開しています。
フィルタータブから構成を選ぶことでモデルを絞ることができますので、お得なモデルを知るのに役に立つかと思います。
ここからはBTOゲーミングPC価格チェッカーを使って、色々な切り口からおすすめしたいゲーミングPCをご紹介していきたいと思います。
目標とする解像度やフレームレートによって求められるPC性能が変わってきますから、万人向けのおすすめモデルというものは存在しません。
よって、まずはハイエンド、ハイスペック、ミドルスペック、それぞれの性能を持つPCがどれくらいのフレームレートをターゲットにしているかを定義したいと思います。
ただし、あくまでも当サイトが考える基準で、必ずしも一般化されているものではありませんので、ご了承ください。
スペック | 解像度: fps |
---|---|
ミドルスペック | FHD: 60fps |
ハイスペック | 4K: 60fps FHD: 120fps~ |
ハイエンド | 4K: 90fps~ |
それぞれ個別に見ていきます。
いつの時代も基本はやはりミドルスペックです。ハイスペック以上のPCは高額になるため、持つ人が限られてしまいます。それではゲームが売れませんから、ゲーム製作者は多くの人が母数の多いミドルスペックをターゲットにするのです。
つまり、ミドルスペックの性能があれば大抵のゲームがプレイ可能だということです。
そんなミドルスペックPCの目標とするフレームレートはFHD: 60fpsです。充分に滑らかでゲームをするのに不満がでることはまずありませんので、特にPCのことが良く分からない初心者の人は、まずこのクラスから始めてみることをおすすめします。
では、おすすめのミドルスペックゲーミングPCをご紹介します。GeForce RTX 4060 Tiを採用したLEVEL-M7P5-R57X-SLXです。
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 5700X (8C/16T, 3.4-4.6GHz) |
GPU (VRAM) | GeForce RTX 4060 Ti 8GB (8GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-3200, 8GBx2) |
SSD | 1TB (M.2/NVMe) |
HDD | x |
チップセット | AMD B550 |
光学ドライブ | x |
電源 | 700W (80PLUS BRONZE) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥154,800 (税込) |
性能とコスパに優れていますので、多くの人におすすめしやすいモデルです。
ミドルスペックゲーミングPCについての詳細は、以下のページでお話ししています。是非、ご一読ください。
ただプレイするだけでは物足りず、もっと環境を良くしたいと思ったならワンランク上のハイスペックPCを狙ってみるのも良いでしょう。より精細なグラフィックでゲームの世界にどっぷり浸かったり、カクつきのない環境でライバルを圧倒したりすることが可能になるのは、スペックに余裕があるからこそです。
また、最新の重いゲームはハイスペックでなければ満足に動かないこともありますので、プレイしたいゲームがある人はこの辺りのことをしっかりと確認しておく必要があります。
ハイスペックPCがターゲットにしたいフレームレートは4K: 60fpsです。フレームレートは60fpsもあれば問題ないですから、画質に影響する解像度を高めることがグラフィックレベルを上げることになるのです。
ただし、FPSゲームやレースゲームのような動きの激しいゲームは60fpsでは不満が出ることが多いでしょう。よって、こういったゲームではFHD: 120fps辺りを狙うのが定石です。
とはいえ、FPSゲームなどはフレームレートによる有利不利がでやすいことをゲーム製作者は分かっていますので、多くのゲームが非常に軽く作られています。つまり、それほど性能を必要としないということですが、ゲームによりますのでやはりどの程度のスペックを要求されるかの確認は怠ってはいけません。
では、おすすめのハイスペックゲーミングPCをご紹介します。GeForce RTX 4070 SUPERを採用したG-GEAR GA7J-D230/Bです。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Intel Core i7-13700F (8+8C/16+8T, 2.1/1.5-5.1/4.1GHz) |
GPU (VRAM) | GeForce RTX 4070 (12GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-3200, 8GBx2) |
SSD | 1TB (M.2/NVMe) |
HDD | x |
チップセット | Intel B660 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥229,800 (税込) |
*GPUをGeForce RTX 4070 SUPERに、メモリ容量を32GBにカスタマイズする必要があります。カスタマイズ後の価格は¥263,350になります。
4K: 60fpsとFHD: 120psに適度な余裕のあるモデルですので、こちらもおすすめしやすいハイスペックPCとなっています。
ハイスペックゲーミングPCについての詳細は、以下のページでお話ししています。是非、ご一読ください。
【価格徹底比較】RTX 4090搭載おすすめBTOゲーミングPC
【価格徹底比較】RTX 4080 SUPER搭載おすすめBTOゲーミングPC
【価格徹底比較】RTX 4070 Ti SUPER搭載おすすめBTOゲーミングPC
【価格徹底比較】RTX 4070 SUPER搭載おすすめBTOゲーミングPC
【価格徹底比較】RTX 4070搭載おすすめBTOゲーミングPC
【価格徹底比較】RTX 4060 Ti搭載おすすめBTOゲーミングPC
高価なゲーミングPCをできるだけ安く買いたいというのは、誰もが望むことだと思います。
しかし、選び方を間違うと、不満だらけの後悔する買い物になってしまいかねないのです。
そうならないための方法と価格の安いおすすめPCについて、以下のページでお話ししていますので、ご一読下さい。
デスクトップPCにするかノートPCにするかを最初に決めるという人も多いかと思います。しかし、その決定は全ての構成が決まった後にすることをおすすめします。
なぜなら、一般的にノートPCのスペックは、デスクトップPCのスペックにどうしても追いつけないからなのです。
実は、近年のノート向けGPUは、デスクトップ向けGPUと比べても遜色のないレベルまで性能を上げてきています。
しかし、CPUやGPUは非常に高温になるパーツで、常に冷却し続けなければならないのですが、ケースの小さなノートPCではどうしても排熱が難しくなってしまうのです。
CPUやGPUは一定の温度を超えると、自動的に出力を下げる機能(サーマルスロットリング)を備えていますので、熱くなりやすいノートPCはデスクトップPCに比べて、性能のストップが掛かりやすいのです。
よって、特にハイスペックGPUを採用するのであれば、デスクトップPCを強くおすすめします。
それでも、もしノートPCの方が良い、ノートPCでなければならないのであれば、ゲーミングノートPCという選択肢もありでしょう。
当サイトで扱っているBTOゲーミングPCの販売を行っているショップをご紹介します。
G-Tuneはマウスコンピューターさんのゲーミングブランドです。
G-Tuneのモデルはケースサイズによってシリーズが分けられます。
各シリーズはGPU、CPU、メモリサイズなどが異なる複数のモデルから構成され、CPUとメモリは多少のカスタマイズが可能なモデルもありますが、GPUだけは固定です。
シリーズ | ケースサイズ |
---|---|
G-Tune FZ | フルタワー |
G-Tune DG | ミニタワー |
G-Tune PG | ハンドル付き ミニタワー |
ハンドル付きミニタワーは、上部に取っ手が付いているケースです。ミニタワーよりもさらにコンパクトですので、持ち運びに便利な形状となっています。
G-GEARはTSUKUMOさんのゲーミングブランドです。
G-GEARのモデルはケースサイズによってシリーズが分けられます。
各シリーズはGPUやCPUなどが異なる複数のモデルから構成されますが、他のショップブランドモデルの多くがGPU固定であるのに対してG-GEARのモデルはGPUも選べる点が特徴的です。これによりモデルの数が少なくて済むため、ラインアップがすっきりして分かりやすくなっています。
シリーズ | 固有文字列 | ケースサイズ |
---|---|---|
G-GEAR neo | GX | フルタワー |
G-GEAR | GA | ミドルタワー |
G-GEAR aim | GB | ミニタワー |
G-GEAR mini | GI | コンパクト |
固有文字列というのは、シリーズ名の後に続くモデル名の最初の2文字がシリーズにより固定されているという意味です。つまり、G-GEAR neoシリーズのモデルはG-GEAR neo GX...という文字の並びになるということです。
LEVEL∞ (インフィニティ)はパソコン工房さんのゲーミングブランドです。
LEVEL∞のモデルはシリーズというまとめられ方はしていないようですが、シリーズに相当するような分類はあります。
LEVEL∞のモデルは、数が非常に多いことが特徴的です。なぜならGPUもCPUも固定なため、これらの組み合わせの数だけモデルが存在するからです。ゆえにごちゃごちゃとして分かりにくいのが欠点といえるでしょう。
シリーズ | ケースサイズ |
---|---|
R-Class | ミドルタワー |
M-Class | ミニタワー |
C-Class | コンパクト |
シリーズ名に使われているアルファベットは各モデルの名前に含まれています。例えば、モデル名がLEVEL-R...という形になっていたらミドルタワーケースが採用されているということになる訳です。
ゲーミングPCを選ぶ際には、見慣れない言葉や概念をたくさん目にするかと思います。非常に有用なデータであっても意味が良く分からなければ、その価値は半減してしまいます。
実はある程度PCの知識がある人でも、結局はデータを見比べてどれが一番性能が高いか、コスパが良いかを判断していることがほとんどです。つまり、データの見方が分かれば初心者でも自分に合ったゲーミングPCを選ぶことは可能なのです。
とはいえ、予備知識が全くなければデータを理解することも容易ではありません。よって、ここではゲーミングPCに関して絶対に知っておいて欲しいことについて、お話ししたいと思います。
PlayStationやNintendo Switch、Xboxなどのいわゆる家庭用ゲーム機は、コンシューマー(Consumer)ゲーム機やコンソール(Console)ゲーム機、あるいは略してCS機などとも呼ばれますが、全てゲームに特化した専用機です。
それに対して、PC(パソコン)は汎用機(はんようき)、つまり色々なことができる機械の一種になるのですが、一般的なPCではできないことがあったり処理能力が不足したりすることも少なくありません。そういった場合にはハードウェアやソフトウェアを追加したりパワーアップさせる必要があります。
この点を踏まえると、ゲーミングPCとは、グラフィック処理能力を高めたPCということができます。ゲームの多くは3Dグラフィックスによって作られていますが、3Dの処理は膨大な量の計算が必要になるため、一般的なPCでは力不足なのです。そこで、グラフィック処理専用のハードウェアであるグラフィックボードが必要になるのです。
とはいえ、ゲーミングPCもPCですので、基本的な部分はどれも同じです。質にこだわらなければ、古いPCのパーツを使いまわして安くゲーミングPCにアップグレードさせることも可能なくらいです。
ただ、PC利用においてゲームはかなり負荷の高い用途です。よって、性能のみならず耐久性などにも気を使わなければならなくなりますので、結局全部買い替えた方が安くて安心という結果になりがちです。
ゲーミングPCでなければならない or CS機でも構わない、手持ちのPCをアップグレードする or 買い替える。せっかくのゲーミングPCを無駄にしないためにも、これらの点をしっかりと考えておきましょう。
結論からいうと、携帯性を除いてノートPCにメリットはありません。絶対性能、耐久性、拡張性などどの面から考えてもデスクトップPCの圧勝です。
その理由は熱にあります。特にゲームのように負荷の高い用途では、PCの発熱量は相当なものになります。温度が高くなりすぎると、場合によってはシステムにより性能に制限が掛けられたり、電源が落とされたりすることさえあります。それくらいPCは熱に弱いので、冷却性能はPCの性能に直結するほど重要になります。
その点、ノートPCや小型のデスクトップPCのようにケースが小さい場合、冷却のためのクーラーやファンもどうしても小さくなってしまいます。これが廃熱の妨げとなってしまうのです。
また、同じ廃熱能力ならファンは小さいほど高速で回転させなければならなくなりますので、うるさくなることが避けられません。ノートPCではゲームプレイ時にはヘッドホンなしではプレイに支障が出ることもあるかもしれません。
一般に高性能PCほど発熱も増えますので、大きなケースを採用することはゲーミングPCの基本の一つとなっています。
とはいえ、携帯性の一点だけでも、ノートPCにするメリットは小さくありません。もちろん、持ち運ぶ必要がないのであれば意味はありませんが、出先でもゲームをしたい人にはノートPCは非常に魅力的といえるでしょう。
最初のPCや唯一のPCといった場合は別ですが、サブPCとしてだったり予備のPCがあったりするのであれば、ノートPCも良い選択肢になるかと思います。
PCの購入方法について、代表的なものを3つご紹介します。
1つ目はPCのパーツを個別に購入して自分で組み立てる自作です。全てを自分で選べますので、完全に自分好みの構成にすることが可能ですが、問題があった時も自分で何とかするしかありませんので、リスクの高いやり方といえます。特に初心者にはハードルが高すぎておすすめできません。
2つ目は完成品です。パーツに選択の余地のないPCのことで、いくつかあるモデルから選んで購入するスタイルになります。自作とは真逆の方向性で、パーツは選べませんが動作は保証されていますので、非常に安全安心な購入方法といえるでしょう。
そして、3つ目がBTO(Build to Order)です。自作と完成品のいいとこどりのような形式で、基本となるモデルの構成をカスタマイズして購入する方法になります。パーツは好き勝手に選べるわけではなく、いくつかある候補から選択する形にはなりますが、動作に関してはメーカー、ショップが保証してくれますので安心です。
どれが正解とはいえません。というよりも、様々なモデルやパーツを見比べて自分に合った方法を選べば良いため、ある意味では自然に決まるものでもあるでしょう。
ただ、お話しした通り、PCに詳しくない人が自作を行うと問題があった時に解決しきれない場合がありますので、そういった人には完成品やBTOを強くおすすめします。