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【2021/01】おすすめBTOゲーミングPC

最終更新日 : 2021/01/21

bto-gaming-pc

「BTO」と呼ばれる「パーツを指定可能なPCの販売形式」が存在します。動作することが保証されていますので、初心者の人も安心して購入できる方式です。

ここでは、各BTOショップの特徴やBTOパソコンのラインアップについて、お話ししています。さらに、最新の「おすすめBTOゲーミングPC」についてもご紹介していますので、是非参考にして下さい。

ゲーミングPCの選び方

「ゲーミングPC選び」で最も重要なことは、「ゲームをプレイする上で感じる不満やストレスを回避すること」です。ゲーム中のストレスといえば「映像がカクカクすること」と「データのロード(読み込み)が遅いこと」の2つが代表的ですが、これらの現象にイライラさせられた経験がある人も多いのではないでしょうか。

その原因は「ソフトウェア」側にある場合と「ハードウェア(PCやゲーム機など)」側にある場合どちらも考えられますが、前者の場合は特定のゲームだけで済みますので、ダメージは比較的小さいといえるでしょう。

しかし、ハードに原因がある場合はどのゲームでもイライラの基となる現象が生じ得ますから、非常に厄介です。できる限り、問題が起こりそうな要素は取り払っておきたいところです。

ここでは「カクつき」と「ロードの遅さ」を回避するための方法を中心に、ゲーミングPCのパーツ選びに関して知っておいて欲しいことについて、お話しします。

また、各パーツやPC全般の基礎知識などについてはPCパーツ/周辺機器でお話ししていますので、適宜参照して頂ければと思います。

「カクつき」を防ぐには?

映像における「単位時間当たりのコマ数」のことをフレームレートといいます。コマ数が多ければ多い(フレームレートが高い)ほどコマ間の差異が小さくなり滑らかになるため、映像は綺麗に見えます。

逆にコマ数が少ないほどコマ間の差異が大きくなるため、滑らかさが減少して「カクカク感」が出やすくなるのです。つまり、「カクつく」とは、フレームレートが低い状態をいう訳です。

快適なフレームレートの一般的な目安は「平均60fps(秒間60フレーム)」です。これを下回ってもすぐに不満が出る訳ではありませんが、「30fps」を切ってくると、局所的に重くなって入力タイミングが遅れるなどの弊害も出てきますので、できれば「最低30fps」はキープしたいところです。


フレームレートに最も大きな影響を与えるパーツは、「GPU(グラフィックボード)」です。ゲームプログラムでは、一般的に「グラフィック」関連の処理が最も重くなりがちですから、これを担当するパーツであるGPUが「最重要パーツ」となるのです。

また、「ゲームプログラム」だけでなく「PC全体」の処理も担当する「CPU」の性能も重要です。「シミュレーションゲーム」が代表的ですが、「キャラクターの数が多いゲーム」や「コンピュータ側にも深い思考を要求するゲーム」などでは、CPUへの負荷が高くなりがちですから、CPU性能もおろそかにできません。


ゲーミング用途のみならず、「PC性能」は「データをどれだけ早く処理できるか」が肝心です。よって、これを行う2つのプロセッサ(CPUとGPU)がPCの中心的パーツになるのは必然です。

あまりに過剰な性能は無駄といえるかもしれませんが、パワーに適度の余裕があることは絶対に損をすることはありません。処理が速いのはもちろん、性能に不満が出る時期を遅らせて買い換えのスパンを長くすることもできるからです。つまり、長い目で見ると、コスパ面でもメリットがあるといえるのです。

また、オンラインゲームなどでは、定期的なアップデートによりゲームがどんどん重くなってしまうことが良くあります。これを考慮に入れず、ギリギリのスペックで構成してしまうと、アップデートのたびにフレームレートが低下することも考えられますので、やはり余力を持つということは重要なのです。

「ロード」を早くするには?

「OS」を含めたプログラム本体や各種データは、「SSD」や「HDD(ハードディスクドライブ)」などの「ストレージ(補助記憶装置)」に保存され、必要に応じて適宜「メモリ」へと読み込まれて、CPUにより処理されます。

「グラフィックデータ」の場合は「VRAM(グラフィックボード上のメモリ)」に読み込まれて、GPUにより処理されます(ただし、グラボがなければメインメモリ上に読み込まれます)。

ゲームプログラムやゲームで使われるデータも当然これに従いますが、ゲームの場合は場面が切り替わるたびに大きなデータの入れ換えが起こることもありますので、それぞれの読み書き速度が重要になります。

ただ、ロードの遅さの主な原因は、最も遅い「ストレージ」にある場合がほとんどです。特にHDDの遅さはずば抜けていますので、OS本体やゲームなどの速度が欲しいプログラムは、SSDにインストールすることが今や「絶対条件」となりつつあります。


また、メモリに関しては、現状不満が出るほどの速度不足はありませんので、無理に高速メモリを使う必要はありません。

しかし、メモリは「容量」が不足すると、特定のソフトのみならず、システム全体の速度を大きく低下させてしまうため、常に充分な空き容量があるようにしておくべきです。


ロードの速度は、フレームレートが極端に落ちてゲームにならない状態に比べると、問題としては比較的小さいといって良いでしょう。実際、データを読み込んだ後がゲームの本編ですから、CPUやGPUよりもメモリやストレージの優先度は低くなります。

ただ、ストレージの速度が速ければ、OSや他のソフトの起動も含めて、システム全体の挙動がキビキビとなりますので、大きな満足感が得られやすくなります。よって、「ストレージ速度」と「メモリ容量」にも気を配って欲しいと思います。

目標とするフレームレートからGPUを選ぶ

「カクつき」を防ぐには?でお話しした通り、フレームレートに最も大きな影響を与えるのは「GPU性能」です。よって、ゲーミングPCのパーツ選びは、まず「GPU選び」から始めるのがセオリーです。

当サイトでは、一般的な評価や各種ベンチマークテスト、フレームレート測定の結果を基に、GPUを「大まかなスペック」で分類しています(詳細は、GPUの選び方GPU比較&ランキングでどうぞ)。

「各スペックが目標とするフレームレート」とそれぞれに属する「近年のGPU」、そして各GPUの「4K、FHDにおける平均フレームレート」をまとめると、以下の表のようになります。なお、「4K」は「3840 x 2160」、「FHD(フルHD)」は「1920 x 1080」の解像度を表します。

スペック GPUfps(4K / FHD)
[ハイエンド]

4K: 60fps~
FHD: 120fps~
RTX3090108.2 / 198.3
RX6900XT100.7 / 191.9
RTX308097.4 / 188.4
RX6800XT93.2 / 182.1
RX680081.4 / 165.2
RTX307074.2 / 159.6
RTX2080Ti73.8 / 160
RTX3060Ti65.2 / 145
RTX2080SUPER62.2 / 141.5
(RTX2080)58.2 / 135.8
[ハイスペック]

4K: 30~60fps
FHD: 60~120fps
RTX2070SUPER53.8 / 126.4
(RTX2070)47.2 / 113.3
RTX2060SUPER45.1 / 109.4
RTX206039 / 96.7
[ミドルスペック]

FHD: 30~60fps
GTX1660Ti32.2 / 82.3
(GTX1660SUPER)31.8 / 81.2
GTX166027.5 / 71.7
GTX1650SUPER23.8 / 64.9
GTX1650- / -
  • 「SUPER」の文字が付くGPUは、付かない同名GPUの後継者です。よって、BTOパソコンでも単体のグラフィックボードでも、続々とSUPER付きGPUに置き換えられていっています。
  • ただ、置き換えの状況はBTOショップごと、GPUごとに異なります。当サイトにおける現在の状況は、以下の通りです。
  • 「RTX 2080 / 2080 SUPER」と「RTX 2070 / 2070 SUPER」は、完全に置き換わりました。
  • 「RTX 2060 / 2060 SUPER」は、性能に比較的大きな差がありますが、同じページでお話ししています。
  • 「GTX 1660 Ti」と「GTX 1660 SUPER」は、ほぼ同じ性能ということもあって、一部のブランドでは後者に置き換わりました。当サイトでも同一GPUとして扱っています。
  • 「GTX 1650 / 1650 SUPER」は、当サイトでは扱っていません。ご了承下さい。

快適さの基準は様々ですが、万人向けといえば「FHD: 60fps」となるでしょう。よって、「GeForce GTX 1660 Ti」から「GTX 1650 SUPER」辺りを搭載したPCが「ゲーミングPCの基本」となります。

「4K」を考えているのであれば、「上位ハイスペック」でも少しきついですから、大人しく「ハイエンド」を選んでおく方が良いと思います。

「高フレームレート」の場合は、4Kと同じく高性能GPUが有利なのはいうまでもありませんが、画質を落とすことでいくらかはフレームレートを稼ぐことができますので、やや性能のレンジを下げても良いかもしれません。この辺りは予算などを含めて、総合的に判断するべきことといえるでしょう。

以上のような観点から自分に合ったGPUを選ぶことが、ゲーミングPCのパーツ選びの第一歩になります。

ゲーミングPCの「鉄板構成」

ゲーミングPCの最重要パーツが「GPU」であったとしても、その他のパーツをおろそかにすることはできません。どこか1か所にボトルネックがあると、毎回その場所で処理の遅延が起こってしまうからです。

特に「ハイスペックPC」でそれが起こってしまうと、何のために高い金額を払ったのかが分からなくなってしまいます。

よって、GPU以外のパーツもしっかりと選ぶ必要があります。ここでは、その選び方を各パーツごとにお話しします。

CPU

「CPU」は「GPU」に次ぐ重要パーツです。PCは稼働している間、ゲームだけでなく数多くのプログラムを動かし続けますので、これを処理するパーツであるCPUの性能は、全体の挙動に大きな影響を及ぼすからです。

ただ、「ゲーミング性能」においては、CPUの影響はそれほど大きくはありません。特に「ミドルクラスGPU」の相方となるCPUは、文字通り「何でも良い」というのが一般的な評価です。

また、CPU性能が必要とされそうな「4K」などの「高解像度」環境下でも、実はCPUによる差はそれほどありません。これはGPUに掛かる負荷が高く、全体の処理時間に対するCPUの処理時間の割合が低いことが主な理由です。

しかし、同じ高グラフィック品質でも「高フレームレート」を狙う場合には、CPU性能は重要になります。以下の表をご覧下さい。

GPUWQHDFHD
Ryzen 9 5900X140.7176.3
Ryzen 9 5950X139.5176.1
Core i9-10900K132.9156.9
Core i9-10850K132.1 154.1
Core i7-10700K128.7148.9
Core i9-10980XE125.2147.9
Ryzen 9 3900XT118.5137.0
Ryzen 9 3950X118.1137.1
Ryzen 9 TR 3960X116.8138.1
Ryzen 7 2700X101.3113.1
Ryzen 7 1800X92.9102.9

上の表は、「8つのゲーム」で計測した「平均フレームレートの平均値」のCPUごとのデータです。「WQHD(2560 x 1440)」と「FHD(1920 x 1080)」の2つの解像度におけるデータとなっています。GPUは「GeForce RTX 3090」で、WQHD解像度の平均fpsが高い順に並べてあります。

詳細はtom's HARDWAREさんの以下のページをご覧下さい。

→ AMD Ryzen 9 5950X and 5900X Review: Zen 3 Breaks the 5 GHz Barrier


さて、最もfpsの高い「Ryzen 5 5900X」と最もfpsの低い「Ryzen 7 1800X」を比較すると、「FHD」の「約1.8倍」のデータ量を持つ「WQHD」のfpsの方が数字の差が小さいことがお分かり頂けるかと思います。FHDの「4倍」のデータ量を持つ「4K」においては、この差はさらに縮まります。解像度が高ければ高いほどCPU性能の影響が小さくなる理由については、CPU性能の差は高フレームレート時に出るでお話ししていますので、参照してみて下さい。

このデータからいえることは、「120fpsを超えるような高フレームレートを安定的にキープしたいならば、CPU性能にもこだわった方が良い」ということです。

また、高fpsを可能にするには、低解像度であることが半ば前提条件ではありますが、現在の「ハイエンドGPU」は「4K: 100fps」に近い数字を叩き出しています。よって、「4KならCPUにそこまでこだわる必要はない」というセオリーも徐々に通用しなくなってきているのです。


次に、「Intel CPU」と「AMD CPU」の差についてです。

AMDの前世代シリーズ「Razen 3000シリーズ」は、トータル性能ではIntel CPUを凌駕してはいたものの、1コア当たりの性能である「シングルスレッド性能」ではまだIntelに及んでいませんでした。

しかし、現行世代である「Razen 5000シリーズ(4000番台はスルーされました)」は、シングルスレッド性能でもIntelの最新世代「第10世代Coreシリーズ」を追い抜いたのです。よって、現在のファーストチョイスはRazen 5000シリーズといっても過言ではありません。

ただ、特にこれまでに出されたソフトの多くがIntelに「最適化」されていますので、ゲーミング用途では第10世代Coreシリーズにもアドバンテージがあります。つまり、何が何でもRyzen 5000シリーズというほどでもないということです。


以上を踏まえた上で、現在の「ゲーミングPC向け鉄板CPU」を挙げるならば、以下のようになります。

スペック GPU
[ハイエンド]

4K: 60fps~
FHD: 120fps~
Ryzen 9 5950X
Ryzen 9 5900X
(Ryzen 7 5800X)
Core i9-10900K
Core i9-10900KF
Core i9-10850K
(Core i7-10700K)
(Core i7-10700KF)
[ハイスペック]

4K: 30~60fps
FHD: 60~120fps
Ryzen 7 5800X
(Ryzen 5 5600X)
Core i7-10700K
Core i7-10700KF
[ミドルスペック]

FHD: 30~60fps
Ryzen 5 5600X
Core i7-10700
Core i7-10700F
Core i5-10600K

「()」内のCPUは、本来のクラスではないものの、その性能の高さから1つ上のクラスでも通用することを表しています。


では、解説していきます。

まず、「ハイエンド級」においては「AMD Ryzen 9」と「Intel Core i9」が鉄板ですが、両ブランドとも1つ下のクラスである「Ryzen 7 5800X」と「Core i7-10700K / KF」を加えても良いと思います。特にRyzen 7 5800Xに至っては、現在のゲーミングPC向けCPUの「鉄板中の鉄板」といえるくらい「性能と価格のバランス」が良いですから、どのクラスでもファーストチョイスにして良いでしょう。

ただし、「上位ハイエンドGPU」には「Core i7-K」は避けた方が良いかもしれません。コストを度外視して性能を追求するからこそのハイエンドです。「コスパ」を考慮しすぎてボトルネックが発生してしまうと、せっかくの高額GPUの意味が薄れてしまいかねません。

「ハイスペック級」では「AMD Ryzen 7」と「Intel Core i7」が鉄板となりますが、どれか1つというのであれば、やはりRyzen 7 5800Xです。また、1つ格下の「Ryzen 5 5600X」はゲーミング性能ではハイエンド級に引けを取らないのですが、「6コア」という余裕のなさが気になりますので、少し割り引いて考える必要があります。とはいえ、ハイスペック級でならば全く問題はありませんので、コスパ重視の人には良い選択肢となるでしょう。

それから、「オーバークロック(OC)」のできない「Core i7-無印」でも露骨なフレームレートの低下はほぼないと思われますので、OC未対応の「非Z系チップセット」と組み合わせるとそれなりのコストダウンが見込めます。

ただ、全体のバランスや、OCにより「気になるカクつき」を抑えられる場合があることなどを考えると、やはりこのクラスでは「K付きCPU + Z系チップセット」でOCに対応しておくことを「おすすめ」します(AMDは「A系チップセット」でなければ全てOCに対応しています)。

「ミドルスペック級」では「AMD Ryzen 5」と「Intel Core i5」が鉄板といえますが、先程お話しした通り、このクラスではCPUは「何でも良い」というのが答えになります。GPU性能が低いため、低解像度でも高いフレームレートを出すことが難しいからです。

ここでの鉄板中の鉄板CPUは「ハイエンド級」のパワーを持つRyzen 5 5600Xですが、やや高額な点がネックといえるかもしれません。とはいえ、高いCPU性能は決して無駄にはなりませんから、できればRyzen 5 5600X以上にしておくことを「おすすめ」したいと思います。

メモリ

「メモリ」の役割は、「プログラム(ソフトウェア)」本体とプログラムが使うデータを保持しておくことです。プログラムの実行とは、CPUがメモリ上にあるデータを受け取って、指示通りに処理して、データを更新することをいいます。つまり、メモリはCPUと「一心同体」といっても過言ではないほどに重要なパーツなのです。

ただ、メモリの性能にはあまりこだわる必要はありません。例えば、読み書きの「速度」は重要ではありますが、すでにそれなりに高速ですので、あまり気にする必要がないのです。

唯一、気を付けるべき点は「容量」です。容量が不足するとスワップが起こって大幅な速度低下を引き起こし、かつメモリ上のデータを減らさない限り、低速状態がずっと続いてしまうからです。従って、「何とか足りる」程度ではなく「充分に余裕がある」くらい確保しておきたいところです。

また、速度は重要ではないとお話ししましたが、デュアルチャネルという「指定の場所に同じ規格のメモリをさすことで速度が2倍になる」技術がありますので、これは積極的に狙っていきましょう。実感できるほどの速度差はないかもしれませんが、簡単にできて損をすることもないからです。

以下に、各スペックごとの「鉄板メモリ容量」を示します。

スペック メモリ容量
[ハイエンド]

4K: 60fps~
FHD: 120fps~
16GB~
[ハイスペック]

4K: 30~60fps
FHD: 60~120fps
16GB
[ミドルスペック]

FHD: 30~60fps

「ゲーム用途」におけるメモリの鉄板容量は「16GB」です。数は少ないとはいえ、「メモリ 16GB」を推奨するゲームも出てきてはいますが、現時点ではほとんどのゲームで16GBもあれば充分です。

ただ、「ハイエンド級」においては「16GB」は最低限といっても良い容量です。バランス的には「32GB」、動画編集など大きなデータを扱う作業を快適に行うのであれば、もっと大きな容量にしても良いかもしれません。

また、「ミドルスペック級」に関しては、これまで「8GB」で充分とお話ししてきました。基本的には変わらないのですが、ミドルクラスのBTOゲーミングPCでもデフォルト(初期状態)で16GBを搭載するモデルが増えてきていますし、これからも必要メモリ容量は増え続けていくであろうことを考えると、このクラスでも16GBを標準化した方が相応しいように思います。

よって、どうしても予算的に厳しい場合や「iGPU(CPU内蔵GPU)」でも充分なほど軽いゲームをプレイする場合を除いて、16GBは搭載することを「おすすめ」します。

ストレージ

「ストレージ」とは「SSD(Solid State Drive)」や「HDD(ハードディスクドライブ)」などの「記憶装置」のことです。両者とも「メモリ」に読み込むデータを保存しておく役割を担いますが、記憶のための原理自体が異なりますので、ハードウェアとしては全くの別物です。

SSDとHDDの大きな違いといえば、SSDの方がはるかに高速である点が挙げられます。おそらくPCを高速化するにあたって最も体感差を得られるのが、HDDからSSDへの換装です。ストレージを介した読み書きは、「CPU」やメモリに比べて非常に遅いため、ストレージの速度を上げることが全体の処理時間を最も縮めることになるからです。

また、近年はSSDの中でもさらに高速なタイプが登場しています。スペック表に「NVMe接続」などと書かれたタイプがそれで、従来のSSDよりも数倍高速に動作しますが、あくまでも理論値ですので、実際にはそれほど速くなる訳ではありません。

いずれにせよ、OSやゲームなど速度を必要とするソフトウェアは、是非ともSSDにインストールしたいところですが、最近のBTOゲーミングPCであれば、ほぼ全てSSDを採用していますので、この点についてはあまり気にする必要はありません。

ただ、ストレージの構成については、しっかりと考えるべきです。SSDも大容量化、低価格化が大分進んできましたが、それでもまだ「容量」と「容量当たりの価格」ではHDDに優位性がありますので、速度のいらない大容量データ用にHDDを備えておくのは良い判断だと思います。もちろん、PC内にはソフトウェア以外のデータは極力溜め込まないというのであれば「HDDなし」の構成でも良いでしょう。

最後に、SSDには「空き容量が大きいほど高速」という性質がありますので、できれば「20~30%」ほどは容量を空けた状態をキープしたいところです。とはいえ、容量が欲しくなったら、別のSSDを増設すれば良いだけですので、これもあまり悩む必要はないと思います。

以下に、各スペックごとの「鉄板SSD容量」を示します。

スペック SSD容量
[ハイエンド]

4K: 60fps~
FHD: 120fps~
高速500GB
[ハイスペック]

4K: 30~60fps
FHD: 60~120fps
[ミドルスペック]

FHD: 30~60fps
500GB

実はストレージには「鉄板」と呼べるような容量はありません。確かにスペックの高いPCほど容量も大きくなるのが自然ではありますが、例えばストレージの要求容量が小さなゲームでも、たくさんのゲームをインストールするのであれば、当然必要なストレージ容量も大きくなりますので、スペックはあまり関係なくなります。よって、ここでの鉄板とは、スペック上のバランスやBTOゲーミングPCでの採用例などを加味したものですので、ご注意下さい。

さて、ここからはゲーミングPCの選び方に沿った、当サイトが「おすすめ」する「BTOゲーミングデスクトップPC」をご紹介していきたいと思います。

スペック別おすすめゲーミングPC

ハイエンド

鉄板構成
ターゲット
フレームレート
4K: 60fps~
FHD: 120fps~
GPUGeForce RTX 3090
GeForce RTX 3080
GeForce RTX 3070
GeForce RTX 3060 Ti
Radeon RX 6900 XT
Radeon RX 6800 XT
Radeon RX 6800
GeForce RTX 2080 Ti
GeForce RTX 2080 SUPER
GeForce RTX 2080
CPURyzen 9 5950X
Ryzen 9 5900X
Ryzen 7 5800X
Core i9-10900K
Core i9-10900KF
Core i9-10850K
(Core i7-10700K)
メモリ16GB
ストレージ
(SSD)
高速500GB

「ハイエンド」の醍醐味は、「圧倒的なグラフィック品質」にあります。高精彩で美しい「4K解像度」やわずかなカクつきも存在しない「高フレームレート」の世界は、「ゲームへの没入感」や「状況の有利さ」をプレイヤーにもたらしてくれます。

これを実現するには、当然高い「GPU性能」が必要になります。現行ハイエンドの「GeForce RTX 3090」や「Radeon RX 6900 XT」などが理想ではありますが、どちらも非常に高額ですから、その1つ下のクラスになる「GeForce RTX 3080」や「Radeon RX 6800 XT」などの「コスパ」の良いGPUが現実的ということになるでしょう。

ただし、あまりにもコスパを追求してしまうと、ハイエンド本来の意味を失ってしまいかねません。必要な性能を見極めて、その中で最も安いものを選ぶことが肝心です。

また、これらのGPUで「高フレームレート」を目指す場合には「CPU性能」も重要になってきます。せっかくのGPUパワーを無駄にしないためにも、CPUもハイエンド級で合わせましょう。今なら「Ryzen 7 5800X」や「Ryzen 9 5900X」などが「おすすめ」です。

下位ハイエンド級であれば、それほどCPU性能に敏感になる必要はありませんが、それでも「Core i7-K + Z系チップセット」くらいにはしておいた方が安心です。

「メモリ」は鉄板の「16GB」でも良いですが、このクラスでは「32GB」あっても全くオーバースペックなどではありません。将来性も考慮に入れて、余裕を見ておきたいものです。

「ストレージ」はBTOゲーミングPCの採用例を見る限りでは「高速SSD 500GB」が最も多く、「OS + ゲーム数本」のインストールであれば、よほど大容量のものを除いて500GBに収まらないことはまずないと思われます。

ただ、バランスや将来性という意味では「1TB」あっても良いような気がします。とはいえ、ストレージは後からでも簡単に増設ができますから、当面は500GBで運用し、不足を感じたら追加するというやり方でも良いでしょう。


以上を踏まえた上で、当サイトが「おすすめ」する「ハイエンドゲーミングデスクトップPC」は、「GeForce RTX 3080」を採用した、以下のモデルです。

LEVEL-G0X5-R58X-VAXH
OSWindows 10 Home 64bit
CPUAMD Ryzen 7 5800X
(8C/16T, 3.8-4.7GHz)
GPU (VRAM)GeForce RTX 3080 (10GB)
メモリ32GB (DDR4-2666, 16GBx2)
SSD500GB (M.2/NVMe)
HDD2TB (SATA3)
チップセットAMD X570
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
電源800W (80PLUS TITANIUM)
保証1年
価格¥248,980(税別)


ハイエンドクラスのBTOゲーミングデスクトップPCの詳しい比較は、以下のページで行っています。是非、ご覧下さい。

【価格徹底比較】RTX 3090搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 3080搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 3070搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 3060 Ti搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RX 6900 XT搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RX 6800 XT搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RX 6800搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 2080 Ti搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 2080搭載おすすめBTOゲーミングPC

ハイスペック

鉄板構成
ターゲット
フレームレート
4K: 30~60fps
FHD: 60~120fps
GPUGeForce RTX 2070 SUPER
GeForce RTX 2070
GeForce RTX 2060 SUPER
GeForce RTX 2060
CPURyzen 7 5800X
(Ryzen 5 5600X)
Core i7-10700K
Core i7-10700KF
メモリ16GB
ストレージ
(SSD)
高速500GB

「ハイスペックゲーミングPC」は、「ゲーマーにとっての標準スペックPC」といって良いでしょう。

「4K」は厳しいですが、「WQHD(2560 x 1440): 60fps」ならば充分にこなせますので、後は「性能にどれだけ余裕を見るか」と「予算」で「GPU」を絞っていきます。

「CPU」は「Core i7-K」以上であれば問題ありませんが、やはり今は「鉄板中の鉄板」である「Ryzen 7 5800X」を「おすすめ」します。多少コストを下げたいのであれば「Ryzen 5 5600X」でも良いかもしれません。

ただし、もし将来「ハイエンド級GPU」に換装することを考えているのであれば、「6コアCPU」ではやや不安がありますので、できればRyzen 7 5800Xの方が良いと思います。

「メモリ」は鉄板の「16GB」で充分です。

「ストレージ」は、このクラスでもBTOゲーミングPCの採用例を見る限りでは「高速SSD 500GB」が最も多く、「OS + ゲーム数本」のインストールであれば、よほど大容量のものを除いて500GBに収まらないことはまずありません。

ただ、「ハイエンド」同様「1TB」くらいあっても良さそうではあります。とはいえ、ストレージは後からでも簡単に増設ができますから、当面は500GBで運用し、不足を感じたら追加するというやり方でも良いでしょう。


以上を踏まえた上で、当サイトが「おすすめ」する「ハイスペックゲーミングデスクトップPC」は、以下のモデルです。

G-GEAR GA5A-G204/XT
OSWindows 10 Home 64bit
CPUAMD Ryzen 5 5600X
(6C/12T, 3.7-4.6GHz)
GPU (VRAM)GeForce GTX 1650 (4GB)
メモリ16GB (DDR4-2666, 8GBx2)
SSD500GB (M.2/NVMe)
HDDx
チップセットAMD X570
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
電源CWT製 500W
(80PLUS BRONZE)
保証1年
価格¥122,546(税別)


ハイスペッククラスのBTOゲーミングデスクトップPCの詳しい比較は、以下のページで行っています。是非、ご覧下さい。

【価格徹底比較】RTX 2070搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】RTX 2060搭載おすすめBTOゲーミングPC

ミドルスペック

鉄板構成
ターゲット
フレームレート
FHD: 30~60fps
GPUGeForce GTX 1660 Ti
GeForce GTX 1660 SUPER
GeForce GTX 1660
GeForce GTX 1650 SUPER
GeForce GTX 1650
CPURyzen 5 5600X
Core i7-10700
Core i7-10700F
Core i5-10600K
Core i5-10400
メモリ16GB
ストレージ
(SSD)
500GB

「ミドルスペックゲーミングPC」は、「万人におすすめできるスペックのPC」といえます。ゲームの作り手側が、このスペック帯で「FHD: 60fps」が実現できるよう尽力するからです。

このフレームレートを目標とする「GPU」といえば「GeForce GTX xx60(下2桁が60)」ですが、現行世代では「GTX 1650 SUPER」を含め実に4種類が該当します。ただ、「GTX 1660 Ti」や「GTX 1660 SUPER」などの「アッパーミドルクラス(上位ミドルクラス)」は「ハイスペック」に近いパワーがありますので、「GTX 1660」以下とはやや大きめの壁があるように思います。

「CPU」に関しては、「Ryzen 5 5600X」がこのクラスでの「鉄板」です。コア数こそ「6コア」と「ミドルクラス級」ですが、「シングルスレッド性能(1コア当たりの性能)」においてはライバルIntelの「ハイエンド級」CPUを上回って、Ryzen上位ブランドと変わらないですから、このクラスでは文句のつけようがありません。

「メモリ」は、このクラスではこれまで「8GB」を鉄板としてきました。この容量で問題がある訳でもありませんが、余裕が欲しいのとBTOゲーミングPCの採用例なども踏まえて「16GB」を「おすすめ」することに変更しました。ただ、どうしてもコストダウンを行わなければならないのであれば、8GBでも構わないと思います。

「ストレージ」もこのクラスではこれまで「250GB」を鉄板としてきましたが、BTOゲーミングPCでもデフォルト(初期状態)で「500GB」を搭載するモデルが増えてきましたし、この容量付近が最も「コスパ」も良いですから、500GBを「おすすめ」したいと思います。

とはいえ、何度もお話ししている通り、ストレージは用途次第ですし、後からでも簡単に増設ができますから、不足を感じたら追加するというやり方でも良いでしょう。

また、「速度」に関していうと、実用上「通常SSD」でも全く問題はありませんので、「高速SSD」は好みで選ぶということで良いと思います。

以上を踏まえた上で、当サイトが「おすすめ」する「ミドルスペックゲーミングデスクトップPC」は、以下のモデルです。

G-GEAR GA5A-E204/T
OSWindows 10 Home 64bit
CPUAMD Ryzen 5 5600X
(6C/12T, 3.7-4.6GHz)
GPU (VRAM)GeForce GTX 1650 (4GB)
メモリ16GB (DDR4-2666, 8GBx2)
SSD500GB (M.2/NVMe)
HDDx
チップセットAMD B550
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
電源CWT製 500W
(80PLUS BRONZE)
保証1年
価格¥113,455(税別)


ミドルスペッククラスのBTOゲーミングデスクトップPCの詳しい比較は、以下のページで行っています。是非、ご覧下さい。

【価格徹底比較】GTX 1660 Ti搭載おすすめBTOゲーミングPC

【価格徹底比較】GTX 1660搭載おすすめBTOゲーミングPC

当サイトがおすすめするBTOショップとゲーミングブランド

「BTOパソコン」を販売するPCショップの多くが、独自の「ゲーミングブランド」を持っています。BTOショップのPCは、ゲーミングPCにも通常のPCにも市販のパーツが使われることが多いのですが、ゲーミングPCは「グラフィック性能」はもちろんのこと、その他の主要パーツも高性能、高品質であることが求められるため、それに特化したブランドが設けられている訳です。

ゲーミングブランドは、「性能」や「コンセプト」を基準として、いくつかの「シリーズ」に分類されます。各シリーズは複数の「モデル」をラインアップとして持ちますが、同一シリーズのモデルではいくつかのパーツが共通化されています。「ケース」や「チップセット(あるいはマザーボード)」などが例として挙げられますが、「CPU」もある程度絞られています。

特にケースは、最も目立つシリーズごとの違いといっても良いかもしれません。

PCにおいては「性能」と「熱」は比例関係にあるため、性能を上げると発熱量もまた増えます。ケースが小さい場合、そもそも熱がこもりやすいのに加えて、大きな冷却装置が使えないため、ケース内の温度を下げることが難しくなってしまいます。

つまり、スペックが高くなるほど「大型ケース」が採用されることが多くなるため、ケースの大きさでおおよそのスペックが分かるようになるということです。

シリーズの特徴やモデルのカスタマイズの仕方は、「BTOショップ / ブランド」ごとに異なります。それらについて、ざっくりとお話ししたいと思います。

マウスコンピューター / G-Tune(ジーチューン)

「テレビCM」などでもおなじみの「マウスコンピューター」は、PCの製造を行うメーカーで、BTOによる直販も行う会社です。「サポートの手厚さ」が高く評価されていますが、いわゆるPCショップではありませんので、パーツの販売などは行っていません。

マウスコンピューターのBTOゲーミングブランドは「G-Tune(ジーチューン)」といいますが、少し変わったシリーズの分類方法となっています。まずは、以下の表をご覧下さい。

ヘビーゲーマー向け
初期GPUケースサイズCPUチップ
セット
RTX 3090フルタワー
(G-Tune XP)
Core i9
Ryzen 9
Z490
X570
RTX 3080フルタワー
(G-Tune EP)
Core i9
Ryzen 7
Z490
X570
ミドルタワー
(G-Tune XN)
Core i7Z490
RTX 3070ミドルタワー
(G-Tune HN)
Core i9Z490
RTX 2070 SUPERフルタワー
(G-Tune HP)
Core i9-X
Core i9
Ryzen 9
X299
Z490
X570
ミドルタワー
(G-Tune HN)
Core i9-X
Core i7
Ryzen 7
X299
Z490
X570
ミニタワー
(G-Tune HM)
Core i7Z390
ミニタワー2
(G-Tune HL)
Core i7B360

ミドルゲーマー向け
初期GPUケースサイズCPUチップ
セット
RTX 2060 SUPERミニタワー
(G-Tune EM)
Core i7Z490
B360
RX 5700ミドルタワー
(G-Tune EN)
Ryzen 7X570
ミニタワー
(G-Tune EM)
B450
ミニタワー2
(G-Tune EL)
Core i7B360

ライトゲーマー向け
初期GPUケースサイズCPUチップ
セット
GTX 1660 SUPERミニタワー
(G-Tune PM)
Core i7
Core i5
Ryzen 7
Z390
B460
B360
B450
GTX 1650 SUPERRyzen 5B450
ミニタワー2
(G-Tune PL)
Core i5B360

ケースサイズ
種類幅 x 奥行き x 高さ
(正面から見た場合)
フルタワー215 x 490 x 501
ミドルタワー210 x 520.5 x 435
ミニタワー196 x 430 x 417
ミニタワー2
(ハンドル付き)
178 x 395 x 330

一般的にケースは大きい方から順に「フルタワー」、「ミドルタワー」、「マイクロタワー」、「ミニタワー」と呼ばれますが、それぞれに「~cm以上、以下」というような決まった数字がある訳ではありませんし、当然形状もケースごとに異なります。上記の数字は、G-Tuneが採用するケースのサイズですので、ご注意下さい。

G-Tuneのモデルは、まず「ヘビーゲーマー向け」、「ミドルゲーマー向け」、「ライトゲーマー向け」に分類されますが、それぞれ選択可能な「GPU」が決まっています。現在は、ヘビーゲーマー向けが「GeForce RTX 2070 SUPER」以上、ミドルゲーマー向けが「GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700」、ライトゲーマー向けが「GeForce GTX 1660 SUPER / 1650 SUPER」から選択できるようです。

そこからさらに「ケース」や「CPU + チップセット」ごとに細分化されたものが「ベースモデル」で、GPUを含め、これをカスタマイズするという形式になります。


また、一部のモデルを除いて、各モデルの命名規則は、以下のようになっているようです。

ブランド名G-Tune
~向けX, Hヘビーゲーマー向け
Eミドルゲーマー向け
Pライトゲーマー向け
ケースサイズPフルタワー
Nミドルタワー
Mミニタワー
Lミニタワー2
チップセットの種類XIntel X系チップセット
ZIntel Z系チップセット
BIntel B系チップセット
AAMDチップセット

例えば、「ヘビーゲーマー向け」、「ミドルタワー」、「Intel Z490チップセット」という構成のベースモデルは、「G-Tune HN-Z」という名前になります。そして、付加情報があれば「チップセット名」の後ろに「-アルファベット」が追加されます。「Z490」でなく「Z390」であれば、「G-Tune HN-Z-O」というように「-O(Old?)」が付くのです。

シリーズ名らしいシリーズ名がありませんので、「ヘビーゲーマー向け」は「G-Tune Hシリーズ」、「ミドルゲーマー向けのフルタワー採用モデル」は「G-Tune EPシリーズ」というように表せば、系列を把握するのに役立ちそうですので、参考にしてみて下さい。

ただし、一部この規則に従わないモデルも存在しますので、ご注意下さい。


TSUKUMO(ツクモ) / G-GEAR(ジーギア)

「TSUKUMO(ツクモ)」は、「YAMADA電機」系列のPCショップで、そのBTOパソコンは「デスクトップPC」では「コスパの高さ」と「ラインアップの豊富さ」が評価されています。ただ、「ノートPC」にはあまり力を入れていない印象です。

ツクモのBTOゲーミングブランドは「G-GEAR(ジーギア)」といいます。シリーズの一覧を以下に示します。

シリーズ名CPUチップ
セット
ケースサイズ
(幅 x 奥行き x 高さ)
G-GEAR neo
シリーズ
Core i9
Core i7
Core i5
Ryzen 9
Ryzen 7
Z390
X570
235 x 512 x 548
G-GEAR
シリーズ
Core i9
Core i7
Core i5
Ryzen 9
Ryzen 7
Ryzen 5
Z490
H470
Z390
H370
X570
B450
190 x 475 x 435
G-GEAR mini
シリーズ
Core i9
Core i7
Core i5
Ryzen 7
Ryzen 5
H310
B450
183 x 390 x 300

表の上側のシリーズほど「ハイスペック」になります。

G-GEARのシリーズは、「ケースの違い」により区分されていますので、「Intel CPU搭載モデル」も「AMD CPU搭載モデル」もシリーズとしては区別されていません。

ただし、「モデル名」に「CPUメーカー」と「チップセット」に関する情報が含まれていて、これらが「サブシリーズ」のように系列を表す形になっています。

G-GEARは「ベースモデル」から「GPU」も選択する方式を取っていますが、同じ系列でもベースモデルが複数用意されていますので、デフォルト(初期状態)でもスペックバランスに問題はありません。


パソコン工房 / LEVEL∞(レベルインフィニティ)

「パソコン工房」は、多くのPCショップを展開する「ユニットコム」の直営店の1つです。ユニットコムは、ディスプレイなどでおなじみの「iiyama(イーヤマ)」の名前を冠したPCブランド「iiyama PC」を自社ブランドとし、傘下のショップで販売しています。

iiyama PCは、コンセプト、ターゲットごとにサブブランドを持ちますが、その内のゲーミングブランドを「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」といいます。以下のようなシリーズで構成されています。

シリーズ名CPUチップ
セット
ケースサイズ
(幅 x 奥行き x 高さ)
G-Classハイエンド
Core i9
Core i7
ハイエンド
Ryzen 9
Ryzen 7
X299
Z490
TRX40
X570
230 x 582 x 525
(フルタワー)
R-ClassCore i9
Core i7
Core i5
Ryzen 9
Ryzen 7
Ryzen 5
Z490
X570
190 x 477 x 432
(ミドルタワー)
M-ClassCore i7
Core i5
Ryzen 9
Ryzen 7
Ryzen 5
Z490
B460
B450
190 x 410 x 356
(ミニタワー)
C-ClassCore i7
Core i5
B460177 x 388 x 296
(コンパクト)

シリーズは他にも存在しますが、代表的なものだけを集めてみました。表の上側のシリーズほど「ハイスペック」になります。

LEVEL∞のシリーズも主に「ケースの違い」で分けられていますが、「Intel CPU搭載モデル」も「AMD CPU搭載モデル」も区別されることなく混在しています。

また、全てのモデルに当てはまるかはわかりませんが、LEVEL∞は「CPU」をカスタマイズできません。その代わりに、CPUごとに独立したモデルが用意されています。

よって、モデルの数は比較的多いのですが、現在スペックは同じながら呼び方が異なる「コラボモデル」と呼ばれる複数のモデルがあることもあって、その数が膨れ上がって非常にややこしいラインアップになっています。

さらに、モデル名が一覧になく、命名規則も複雑なため、スペックでモデルの違いを確認する必要がある点が、少し面倒といえるかもしれません。


ゲーミングノートPC

「デスクトップPC」にするか「ノートPC」にするかを最初に決めるという人も多いかと思います。しかし、その決定は全ての構成が決まった後にすることを「おすすめ」します。

なぜなら、一般的にノートPCのスペックは、デスクトップPCのスペックにどうしても追いつけないからなのです。

実は、近年のノート向けGPUは、デスクトップ向けGPUと比べても遜色のないレベルまで性能を上げてきてはいるのです。

しかし、CPUやGPUは非常に高温になるパーツで、常に冷却し続けなければならないのですが、ケースの小さなノートPCではどうしても排熱が難しくなってしまうのです。

CPUやGPUは一定の温度を超えると、自動的に出力を下げる機能(サーマルスロットリング)を備えていますので、熱くなりやすいノートPCはデスクトップPCに比べて、性能のストップが掛かりやすいのです。

よって、特に「ハイスペックGPU」を採用するのであれば、デスクトップPCを強くおすすめします。

それでも、もしノートPCの方が良い、ノートPCでなければならないのであれば、「ゲーミングノートPC」という選択肢もありでしょう。


ゲーミングノートPCの選び方とおすすめBTOノートPC