【価格徹底比較】RTX 4090搭載おすすめBTOゲーミングPC

最終更新日 : 2023/09/26
cyber city
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Ada Lovelace(エイダラブレス)アーキテクチャの初陣を飾るGPUがNVIDIA GeForce RTX 40シリーズGeForce RTX 4090です。

そのパワーは特に高解像度ゲームにおいて凄まじく、前世代ハイエンドのGeForce RTX 3090 Tiを何と40~50%も上回ってきました。これにより、ハイエンドGPUの王の座はGeForce RTX 4090に移ったといっても過言ではありません。

ここでは、そんなGeForce RTX 4090を搭載したBTOゲーミングPCの価格を徹底比較して、おすすめPCをご紹介したいと思います。

BTOゲーミングPCの価格比較を簡単に行いたいならこちらへどうぞ。パーツや規格を選ぶと、それらで構成されたBTOゲーミングPCのスペックと価格が分かりやすく一覧表示されます。PC選びの一助となると思いますので、是非ご利用下さい。

RTX 4090搭載ゲーミングPCのパーツ選びのポイント

ゲーミングPCのパーツ選びの基本は、GPU性能の足を引っ張らないことです。

ここではGeForce RTX 4090の性能と主要パーツの選び方についてお話しします。

RTX 4090の性能

早速GeForce RTX 4090ゲーミング性能に関するデータをご覧頂きます。

以下のデータはTechPowerUpという海外のサイトに掲載されている25のゲームで計測したフレームレートの平均値をまとめたものです。CPUには現役最高クラスの性能を持つCore i9-13900Kが使われていますので、ボトルネックを気にする必要はありません。詳細はMSI GeForce RTX 4060 Ventus 2X OC Reviewでどうぞ。

データはFHD解像度におけるフレームレートが高い順に並べてあり、緑色がNVIDIA GeForceの、赤色がAMD RadeonのGPUであることを表していますが、対象となるGPUはどちらも直近2世代に限定しています。また、GPU名のリンクから、そのGPUを搭載したBTOゲーミングPCをご紹介したページへ飛ぶことができますので、ご活用頂ければと思います。

また、このデータの詳細はGPUの選び方: フレームレートによる性能比較で、またGPU全般のデータはGPU(グラボ)比較&ランキング でお話ししていますので、是非ご一読下さい。

GPU4K
(2160p)
WQHD
(1440p)
FHD
(1080p)
RTX 4090 133.0 208.7 243.2
RTX 4080 103.4 171.8 214.2
RX 7900 XT 97.8 165.4 210.5
RX 7900 XTX 107.5 174.3 208.2
RTX 4070 Ti 82.3 141.8 187.1
RTX 3090 Ti 90.7 144.4 181.8
RTX 3090 79.8 129.3 166.6
RX 6900 XT 73.0 124.4 162.3
RTX 4070 66.5 115.0 153.5
RX 6800 XT 68.2 116.7 152.6
RTX 3080 69.6 114.8 148.3
RTX 3070 Ti 57.5 97.4 128.1
RTX 3070 53.5 90.4 121.3
RTX 4060 Ti 44.7 83.8 114.7
RX 6700 XT 45.9 81.9 110.1
RTX 3060 Ti 46.6 79.5 106.4
RTX 4060 38.7 69.6 96.0
RX 7600 35.2 67.7 94.0
RX 6600 XT 32.0 62.6 88.5
RTX 3060 35.0 60.4 81.3
RX 6600 27.3 53.6 76.7
RTX 3050 24.5 43.2 59.1
RX 6500 XT 10.6 23.0 35.0

ご覧の通り、GeForce RTX 4090の性能は圧巻の一言です。現行ハイエンドの名にふさわしい圧倒的な突き抜けっぷりです。

ただし、価格の方もハイエンドですので、コスパは悪いといわざるを得ません。

とはいえ、ハイエンドとはコスパを無視してとにかく性能を追求することに意味があるクラスです。他のパーツを含め、妥協をして性能を落とすようなことがあれば、その意義が失われてしまうといっても過言ではありません。

数年もしない内にトップの座を奪われることが分かった上で最高を手にするからこそ所有欲が満たされる、GeForce RTX 4090はそういった人向けのGPUです。


細かく見ていきましょう。

4Kでは133fpsという化け物じみた数値を叩き出しています。重い場面を除けば常時120fpsもほぼ達成しそうですから、まさに異次元としかいいようがありません。ただ、4Kで画質を落とすと何がやりたいのか分からなくなってしまいます。無理にフレームレートを上げるのは意味がないので、やめておきましょう。

FHDでは243fpsですが、軽いゲームの場合や画質を落とせばさらに高いレートが望めます。

とはいえ、200を超えるようなフレームレートでは感覚的な差はあっても実用上の差はほとんどありませんので、ある程度以上のレートを超えたら画質にこだわった方が満足度は高くなります。


以上により、GeForce RTX 40904K:120fpsがターゲットにできる唯一のGPUということができるでしょう。

CPU

PCはGPUだけで成り立っている訳ではありませんから、高い性能を発揮するにはその他のパーツもおろそかにはできません。

その中でも最も影響力が大きいパーツはCPUです。グラフィックボード(GPU)ほどではありませんが、場合によってはゲームのフレームレートを体感できるほど変えてしまいます。それどころか、CPUの主な役割はシステムやその他のソフトウェアを処理することですから、その性能はゲームのみならずPC全体の挙動にも影響を及ぼします。

CPUがゲームのフレームレートにどれくらい影響するかのデータを以下に示します。

CPU4K
(2160p)
WQHD
(1440p)
FHD
(1080p)
第13世代Core (2022/10, 2023/01)
Core i9-13900K99.997.294.4
Core i7-13700K99.194.291.2
Core i5-13600K97.389.985.9
Core i5-13400F90.675.970.5
第6世代Ryzen (2022/09, 2023/01, 02, 04)
Ryzen 9 7950X3D99.295.094.2
Ryzen 9 7950X95.186.583.6
Ryzen 9 7900X95.086.883.5
Ryzen 9 790094.083.980.7
Ryzen 7 7800X3D100100100
Ryzen 7 7700X95.587.284.1
Ryzen 7 770094.786.383.1
Ryzen 5 7600X94.585.882.4
Ryzen 5 760093.484.080.5
第12世代Core (2021/11, 2022/01, 04)
Core i9-12900K96.887.783.4
Core i7-12700K95.284.679.8
Core i5-12600K93.079.874.9
Core i5-1260091.877.272.1
Core i5-12400F88.873.668.4
Core i3-1230085.368.762.8
Core i3-12100F83.967.361.0
第4世代Ryzen (2020/11, 2022/04)
Ryzen 9 5950X88.874.970.2
Ryzen 9 5900X88.574.669.8
Ryzen 7 5800X3D94.683.479.6
Ryzen 7 5800X87.573.368.5
Ryzen 7 5700X86.572.467.7
Ryzen 5 5600X86.171.667.0
Ryzen 5 560085.370.665.8
Ryzen 7 5700G78.262.957.5

上の表はRyzen 7 7800X3Dの性能を100とした場合の各CPUの相対的な性能を数値化(%)したものです。14個のゲームで計測した平均フレームレートの平均値から算出したもので、4K(2160pWQHD(1440pFHD(1080pの3種類の解像度で測定されています。また、GPUにはGeForce RTX 4090を使用しています。


一般的に高解像度よりも低解像度の方がCPUの影響力は大きくなりますが、上記のデータもまさにそういった傾向を見せています。4Kにおいては最高と最低の差は22ポイント程度ですが、FHDにおいては何と40ポイント以上も差が付いています。40%も性能が落ちるということは、FHDにおいてGeForce RTX 4090GeForce RTX 3080相当になるということになりますが、これでは良いGPUの意味を台無しにしてしまいかねません。

ただし、これはハイエンドGPUのGeForce RTX 4090だからこその数字である点に注意が必要です。CPUの影響力はGPU性能が高いほど大きくなるという特徴もあるからです。一応の目安としては、GeForce RTX 3070 Ti以上のGPUであれば、CPUの性能にも気を配った方が良さそうです。


詳細は以下のページでお話ししていますので、興味のある人はご一読下さい。



上記のページのまとめ現在のおすすめゲーミングCPUのランキングをスペックごとに挙げると、以下のようになります。


  • 一般的にフレームレートが高いほどCPUパワーを必要とする
  • フレームレートがあまり出ないミドルクラス(目安としてはGeForce RTX 3060)までなら、CPUは基本的に不問
  • GPU性能が上がるほどCPUによるボトルネックが強くなるため、特にハイエンドGPUにはハイエンドCPUを合わせるべき
  • 解像度が高いほどフレームレートが下がるため、CPUの影響力は小さくなる。ただし、最新のハイエンドGPUは4Kでもそれなりに高いフレームレートを出せるため、ボトルネックが生じつつある
  • グラフィックボードの故障に備え、iGPU(内蔵グラフィックス)付きにする
  • CPU依存度も多少は加味する

順位ハイエンド
(RTX 4070 Ti以上)
ハイクラス
(RTX 3070以上)
ミドルクラス
1位Ryzen 7 7800X3DRyzen 7 7800X3DCore i5-13600K
2位Core i9-13900KCore i7-13700KRyzen 5 7600X
3位Core i7-13700KCore i5-13600KCore i5-13500

以上により、GeForce RTX 4090に合わせるCPUは、ボトルネックを避けるため、Ryzen 7 7800X3DCore i9-13900Kなどのハイエンド級CPUを合わせることを強くおすすめします。

メモリ、ストレージ

メモリに関しては速度も重要ですが、何よりも容量に気を付ける必要があります。メモリ容量は豊富にあってもそれほど意味はありませんが、不足するとはっきりと体感できるレベルでPCの速度を遅くするからです。

ハイクラス以上のゲーミングPCであれば、32GBはキープしておいた方が良いでしょう。システム全体のことを考えると16GBでは不安があるからです。


ストレージ(SSDなどの記憶装置)に関しては、高速なM.2 / NVMe(PCIe)接続のSSDが主流となって久しいですが、最新のPCIe 5.0PCIe 4.0規格のSSDは、理論上は圧倒的な速度となっていますが、体感差はあまりないかあってもそれほど気にならないというのが実際のところです。

よって、現時点ではこれらにこだわる必要はないとは思いますが、ダウングレードが行えないモデルもありますので、考慮には入れておいても良いかもしれません。

RTX 4090搭載ゲーミングPCの価格一覧とおすすめランキング

まずはGeForce RTX 4090搭載ゲーミングPCの価格一覧表をご覧頂きたいと思いますが、バランスを考慮して以下の条件を満たす構成に限定していますので、ご注意下さい。

他の条件で比較を行いたいようでしたら、是非BTOゲーミングPC価格チェッカーを試して頂ければと思います。

CPUCore i9-13900KS / K / KF
Core i7-13700K / KF
Ryzen 9 7950X3D / 7900X3D
Ryzen 9 7950X / 7900X
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 7700X
メモリ32GB
SSD1TB (PCIe, PCIe 4.0)


モデル名価格GPUCPUCSメモリストレージOS
容量枚数規格メインサブ
▶ LV R779-
LC137KF-XLX
467,100RTX4090i7-13700KFIntel Z79032GB
(+13,300)
2DDR5-48001TB (PCIe)-Win 11 Home
▶ LV R7X7-
LCR78D-XL1X
¥499,800
(+32,700)
RTX4090R7 7800X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ LV R7X7-
LCR79D-XLX
¥506,800
(+39,700)
RTX4090R9 7900X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ LV R7X7-
LCR79Z-XL1X
¥517,800
(+50,700)
RTX4090R9 7950X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX7J-R231ZB
524,750
(+57,650)
RTX4090 (*)
(+175,450)
i7-13700KF
(-5,500)
Intel Z79032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX7J-R231ZB
530,250
(+63,150)
RTX4090 (*)
(+175,450)
i7-13700KIntel Z79032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX7A-R231XB
534,300
(+67,200)
RTX4090
(+165,000)
R7 7700X
(-5,500)
AMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ LV R7X7-
LCR79W-XLX
¥534,800
(+67,700)
RTX4090R9 7950XAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX7A-R231XB
539,800
(+72,700)
RTX4090
(+165,000)
R7 7800X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9J-S231ZB
552,750
(+85,650)
RTX4090 (*)
(+98,450)
i9-13900KF
(-5,500)
Intel Z79032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9A-S231XB
556,250
(+89,150)
RTX4090 (*)
(+98,450)
R9 7900X
(-22,000)
AMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9A-T231XB2
557,500
(+90,400)
RTX4090R9 7950X
(-22,000)
AMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9J-S231ZB
558,250
(+91,150)
RTX4090 (*)
(+98,450)
i9-13900KIntel Z79032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9A-S231XB
578,250
(+111,150)
RTX4090 (*)
(+98,450)
R9 7900X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9A-T231XB2
¥579,500
(+112,400)
RTX4090R9 7950X3DAMD X67032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home
▶ GG neo
GX9J-T231ZB2
¥603,900
(+136,800)
RTX4090i9-13900KSIntel Z79032GB2DDR5-48001TB (PCIe 4)-Win 11 Home

モデル名をクリックすると、詳細なスペック表と販売ページへのリンクが表示されます


このデータを基にしたGeForce RTX 4090搭載ゲーミングPCのおすすめランキングは以下の通りです。

1位: LEVEL-R7X7-LCR78D-XL1X

LEVEL-R7X7-LCR78D-XL1X
OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 7 7800X3D
(8C/16T, 4.2-5.0GHz)
GPU (VRAM)GeForce RTX 4090 (24GB)
メモリ32GB (DDR5-4800, 16GBx2)
SSD1TB (M.2/NVMe)
HDDx
チップセットAMD X670
光学ドライブx
電源1000W (80PLUS PLATINUM)
保証1年
価格¥499,800 (税込)

セオリーとしては、やはり現在の最高ゲーミングCPUであるRyzen 7 7800X3Dを搭載したモデルということになります。その最安はLEVEL-R7X7-LCR78D-XL1X¥499,800)ですが、次に安いモデルが¥539,800ですから、コスパはかなり良いといえるでしょう。

GeForce RTX 4090の性能の高さを考えると、絶対にCPUに妥協するべきではありませんし、さらにRyzen 7 7800X3Dワットパフォーマンス(電力効率)も非常に優れていますので、これを搭載するLEVEL-R7X7-LCR78D-XL1Xが文句なしの1位です。

2位: LEVEL-R7X7-LCR79Z-XL1X

LEVEL-R7X7-LCR79Z-XL1X
OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 9 7950X3D
(16C/32T, 4.2-5.7GHz)
GPU (VRAM)GeForce RTX 4090 (24GB)
メモリ32GB (DDR5-4800, 16GBx2)
SSD1TB (M.2/NVMe)
HDDx
チップセットAMD X670
光学ドライブx
電源1000W (80PLUS PLATINUM)
保証1年
価格¥517,800 (税込)

ゲーミング性能はもちろんのこと、その他の主要な要素でぶっちぎりのパフォーマンスを見せるRyzen 7 7800X3Dですが、唯一コア数だけが少し物足りません。

性能面でRyzen 7 7800X3Dにそれほど劣らず、なおかつコア数でアドバンテージを持つCPUといえばCore i9-13900K / KFRyzen 9 7950X3D / 7900X3Dなどが該当しますが、これらのCPU単体の価格はRyzen 9 7950X3D約103,000円Core i9-13900KF約86,000円Ryzen 9 7900X3D約74,000円Ryzen 7 7800X3D約65,000円です(CPU比較&ランキング > コストパフォーマンスランキング)。

これを踏まえた上でモデルを見ていくと、Ryzen 9 7950X3DLEVEL-R7X7-LCR79Z-XL1X¥517,800)のコスパがずば抜けていることが分かります。

Ryzen 9 7950X3Dはコア数、性能、ワットパフォーマンス(電力効率)にも優れますので、LEVEL-R7X7-LCR79Z-XL1X2位に挙げたいと思います。

3位: LEVEL-R779-LC137KF-XLX

LEVEL-R779-LC137KF-XLX
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i7-13700KF
(8+8C/16+8T, 3.4/2.5-5.3/4.2GHz)
GPU (VRAM)GeForce RTX 4090 (24GB)
メモリ16GB (DDR5-4800, 8GBx2)
SSD1TB (M.2/NVMe)
HDDx
チップセットIntel Z790
光学ドライブx
電源1000W (80PLUS PLATINUM)
保証1年
価格¥453,800 (税込)

GeForce RTX 4090はCPUへの要求パワーがシビアなため、Core i7-13700KFでは少しきつい部分もあるのですが、価格的メリットからLEVEL-R779-LC137KF-XLX¥467,100)を3位に挙げたいと思います。

とはいえ、いざとなったらオーバークロックで乗り切ることも含めての評価ですので、CPUに余力がないことには注意が必要です。