rtx2070-pc
「Ampere(アンペア)アーキテクチャ」の登場により、1つ古い世代となってしまった「GeForce RTX 20シリーズ(2000番台)」ですが、「GeForce RTX 2070」は「4K解像度」は少し厳しいものの、「WQHD(2560 x 1440)」までにおいては「平均60fps」を大きく上回る性能を持っていますから、その存在感はまだ健在といっても良いと思います。
ここでは、そんな「GeForce RTX 2070」とその後継である「GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載したBTOゲーミングPCの「価格」をスペックごとに「徹底比較」して、「おすすめPC」をご紹介してきましたが、世代交代の波によりラインアップが大きく減少したため、「2021年3月25日」をもって、データの更新を停止させて頂くことにしました(参考までにデータ自体は最後のものを残しています)。ご了承下さい。
まずは、「GeForce RTX 2070 SUPER / 2070」の性能についてチェックしますが、ここではTechPowerUp(海外サイト)さんのデータをお借りしたいと思います。
そのデータとは、「22のゲームの平均フレームレート」で「4K(3840x2160)」、「1440p(2560x1440)」、「1080p(1920x1080)」の3つの「解像度」で計測されています。また、「グラフィック品質」は全て「最高品質」です。詳細は、以下のページでどうぞ。
→ AMD Radeon RX 6700 XT Review
対象となるGPUは、「GeForce RTX 30 / 20シリーズ」と「GeForce GTX 16シリーズ」、「Radeon RX 6000 / 5000 / Vegaシリーズ」と「Radeon VII」となりますが、一部のGPUはカットされていますので、ご注意下さい。
続いて、フレームレートの目安についてです。
「リフレッシュレート」が「60Hz」のディスプレイであれば、リフレッシュレートと一致する「60fps(秒間60フレーム)」がフレームレートの一般的な目標となりますが、これを下回ったとしても、必ずしも快適性が損なわれる訳ではありません。「30fps」でも、通常プレイに支障はないと思います。
ただし、最低フレームレートが低くなると、カクツキが目立つようになって、プレイしづらくはなりますので、ある程度の余裕は欲しいところです。
また、カクツキまでいかなくても、fpsの落ち幅が大きくなると違和感として表れやすいですから、リフレッシュレートに近い数字で安定していることは、快適さにおいて重要なポイントになります。覚えて帰って下さい。
4K(2160p) - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RTX 3090 | 109.9 | |
RX 6900 XT | 104.5 | |
RTX 3080 | 98.3 | |
RX 6800 XT | 97.6 | |
RX 6800 | 85.3 | |
RTX 2080 Ti | 76.4 | |
RTX 3070 | 75.9 | |
RX 6700 XT | 69.2 | |
RTX 3060 Ti | 66.1 | |
RTX 2080 S | 65.4 | |
RTX 2080 | 61.2 | |
RTX 2070 S | 56.4 | |
Radeon VII | 54.5 | |
RX 5700 XT | 52.6 | |
RTX 3060 | 49.9 | |
RTX 2070 | 49.4 | |
RTX 2060 S | 47.5 | |
RX 5700 | 47.1 | |
RX Vega 64 | 43.1 | |
RTX 2060 | 41.2 | |
RX 5600 XT | 41.2 | |
RX Vega 56 | 38.8 | |
GTX 1660 Ti | 34 | |
GTX 1660 S | 33.7 | |
GTX 1660 | 29.3 | |
RX 5500 XT | 26.7 | |
GTX 1650 S | 25.2 |
1440p - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RX 6900 XT | 169.6 | |
RTX 3090 | 169.2 | |
RX 6800 XT | 161.2 | |
RTX 3080 | 155.7 | |
RX 6800 | 142.1 | |
RTX 3070 | 126.8 | |
RTX 2080 Ti | 126.7 | |
RX 6700 XT | 122 | |
RTX 3060 Ti | 112.4 | |
RTX 2080 S | 109.4 | |
RTX 2080 | 104.1 | |
RTX 2070 S | 96.7 | |
RX 5700 XT | 93.2 | |
Radeon VII | 93 | |
RTX 3060 | 86.9 | |
RTX 2070 | 85.5 | |
RX 5700 | 83.7 | |
RTX 2060 S | 82.9 | |
RX Vega 64 | 75.2 | |
RX 5600 XT | 73.7 | |
RTX 2060 | 73 | |
RX Vega 56 | 68.3 | |
GTX 1660 Ti | 61.3 | |
GTX 1660 S | 60.6 | |
GTX 1660 | 53.1 | |
RX 5500 XT | 50.3 | |
GTX 1650 S | 47.1 |
1080p - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RX 6900 XT | 209.8 | |
RTX 3090 | 204.8 | |
RX 6800 XT | 201.1 | |
RTX 3080 | 190.9 | |
RX 6800 | 178.8 | |
RTX 3070 | 163.6 | |
RTX 2080 Ti | 163.5 | |
RX 6700 XT | 158.7 | |
RTX 3060 Ti | 147.9 | |
RTX 2080 S | 143.5 | |
RTX 2080 | 138 | |
RTX 2070 S | 129.2 | |
RX 5700 XT | 127.1 | |
Radeon VII | 122 | |
RTX 3060 | 117.2 | |
RTX 2070 | 115.1 | |
RX 5700 | 114.1 | |
RTX 2060 S | 112 | |
RX 5600 XT | 102.5 | |
RX Vega 64 | 101.4 | |
RTX 2060 | 100.1 | |
RX Vega 56 | 93.3 | |
GTX 1660 Ti | 84.8 | |
GTX 1660 S | 84.4 | |
GTX 1660 | 74.8 | |
RX 5500 XT | 71 | |
GTX 1650 S | 66.6 |
最初に注意点を挙げておきます。上のテストでは「CPU」に「Ryzen 7 5800X」が用いられていますが、Ryzen 5000シリーズ(CPU)とRadeon RX 6000シリーズ(GPU)の組み合わせでは、5~10%ほどの性能向上が見込めるため、その分「平均fps」もアップしているものと思われます。よって、Intel CPUを組み合わせる場合、Radeon RX 6000シリーズのGPU性能は、多少割り引いて考えた方が良いでしょう。
「GeForce RTX 2070 SUPER / 2070」は、「WQHD(2560 x 1440)」までのGPUといえそうです。
グラフィック品質を下げれば「4K: 60fps」も可能かもしれませんが、4K解像度にもとめるものは、圧倒的な精彩さやきれいさですから、カクつきやそれを回避するために画質を下げることは、端的にいうと矛盾しているからです。
よって、プレイ可能かどうかでいえば「30fps」を超えていれば問題はないでしょうが、4Kの意義からするとRTX2070SUPERの主戦場はWQHDまでとなる訳です。ただ、WQHDでは「平均80~100fps」という高い数値を叩き出していますので、しばらくは余裕を持って「WQHD: 60fps」をこなせることは間違いありません。
「FHD(1920 x 1080)」ならば「平均120fps」クラスですので、ハイフレームレートでもそれなりに戦えそうです。
また、RTX2070SUPERとRTX2070は、グラフィックボード単体の価格はすでに逆転していて、BTOにおいても「無印」はほぼ見かけませんので、実質的には「RTX2070SUPER一択」と考えても良いと思います。
当サイトでは「GPU」をクラス分けして、それぞれのクラスごとにバランスの取れた構成を「鉄板構成」としておすすめしています。
「ハイスペック級」の鉄板構成は、以下の通りです。
鉄板構成 | |
ターゲット フレームレート | 4K: 30~60fps FHD: 60~120fps |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3060 GeForce RTX 2070 SUPER GeForce RTX 2070 GeForce RTX 2060 SUPER GeForce RTX 2060 |
CPU | Ryzen 7 5800X (Ryzen 5 5600X) Core i7-10700K Core i7-10700KF |
メモリ | 16GB |
ストレージ (SSD) | 高速500GB |
ここでは、各ショップが販売している「RTX 2070 SUPER搭載BTOゲーミングPC」の「価格」を「徹底比較」してみたいと思います!
メニューから「CPU」、「メモリ」、「SSD」、「HDD」の種類や容量を選ぶと、「スペックと価格の一覧表」の該当部分がそろえられて、価格も変更されます。
ただし、「G-Tune」と「G-GEAR」のモデルはGPUごとにモデルが存在するのではなく、ベースモデルからGPUを選択する形ですので、デフォルト(初期状態)のGPUが「RTX 2070 SUPER」と異なる場合は、カスタマイズで変更する必要があります。
一覧表では、必要なアップグレードは適用済みですが、具体的な内容は各モデルの販売ページでご確認頂きたいと思います。
その他の基本的な見方、使い方は、以下の通りです。
モデル | ▼ CPU / CS | ▼ MEM | ▼ SSD / HDD | 価格 |
---|---|---|---|---|
①:GX7J- B201ZT |
i7-10700 / Z490 |
16GB | H-500GB / x |
¥204,800 在庫切れ |
前述の通り、「RTX 2070」は後継の「RTX 2070 SUPER」にほぼ置き換わりましたので、ここでも後者のみを対象とすることにします。ご了承下さい。
また、そんなRTX2070SUPERも最新の「GeForce RTX 30シリーズ」の登場により世代交代が行われ、これを搭載するBTO PCが随分少なくなってしまいました。
今なら後継のRTX 3070搭載PCやRTX 3060 Ti搭載PCなどの方が「コスパ」も良いですから、チェックしてみて頂ければと思います。
それでは、「おすすめPC」のご紹介です・・・が、ご覧の通り、残るモデルは①:G-GEAR neo GX7J-B201/ZTのみとなってしまいました。
「CPU」に関しては、「内蔵GPU(iGPU)」を持たない「F付きCPU」にダウングレードすると「2,000円」ほど安くなりますが、このくらいの価格差であれば「グラフィックボード」が故障した時のことを考えて「Core i7-10700」のままの方が安心かと思います。
また、逆に「Core i7-10700K」にアップグレードする場合は「7,000円」ほど高くなりますが(CPUクーラーのアップグレード込み)、できればアップグレードを「おすすめ」したいところです。
とはいえ、将来的にGPUのアップグレードを考えているのでなければ、Core i7-10700でも充分なパワーがありますので、無理に行う必要はないと思います。
ここからは、当サイトでご紹介している「GeForce RTX 2070」搭載BTOパソコンの「簡易スペック」と「販売ページへのリンク」を掲載していきます。是非、有効に活用して下さい。
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10700 (8C/16T, 2.9-4.8GHz) |
GPU (VRAM) | GeForce RTX 2070 SUPER (8GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-2666, 8GBx2) |
SSD | 500GB (M.2/NVMe) |
HDD | x |
チップセット | Intel Z490 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥204,800 (税込) |