rtx2080-pc
「Ampere(アンペア)アーキテクチャ」の登場により、1つ古い世代となってしまった「GeForce RTX 20シリーズ(2000番台)」ですが、「GeForce RTX 2080」は「4K解像度」において「平均60fps」に迫る性能ですから、まだまだ現役として戦えるパワーは持っています。
RTX2080は後継の「GeForce RTX 2080 SUPER」に置き換わりましたので、ここではRTX2080SUPERを搭載したBTOゲーミングPCの「価格」をスペックごとに「徹底比較」して、「おすすめPC」をご紹介してきましたが、世代交代の波によりラインアップが大きく減少したため、「2021年1月21日」をもって、データの更新を停止させて頂くことにしました(参考までにデータ自体は最後のものを残しています)。
とはいえ、同等の価格で性能が大きく上がったRTX 3080搭載ゲーミングPCなど、新世代GPUを採用した後継モデルも充分に数がそろってきましたので、今後はそちらをチェックして下さればと思います。
まずは、「GeForce RTX 2080 SUPER / 2080」の性能についてチェックしますが、ここではTechPowerUp(海外サイト)さんのデータをお借りしたいと思います。
そのデータとは、「22のゲームの平均フレームレート」で「4K(3840x2160)」、「1440p(2560x1440)」、「1080p(1920x1080)」の3つの「解像度」で計測されています。また、「グラフィック品質」は全て「最高品質」です。詳細は、以下のページでどうぞ。
→ AMD Radeon RX 6700 XT Review
対象となるGPUは、「GeForce RTX 30 / 20シリーズ」と「GeForce GTX 16シリーズ」、「Radeon RX 6000 / 5000 / Vegaシリーズ」と「Radeon VII」となりますが、一部のGPUはカットされていますので、ご注意下さい。
続いて、フレームレートの目安についてです。
「リフレッシュレート」が「60Hz」のディスプレイであれば、リフレッシュレートと一致する「60fps(秒間60フレーム)」がフレームレートの一般的な目標となりますが、これを下回ったとしても、必ずしも快適性が損なわれる訳ではありません。「30fps」でも、通常プレイに支障はないと思います。
ただし、最低フレームレートが低くなると、カクツキが目立つようになって、プレイしづらくはなりますので、ある程度の余裕は欲しいところです。
また、カクツキまでいかなくても、fpsの落ち幅が大きくなると違和感として表れやすいですから、リフレッシュレートに近い数字で安定していることは、快適さにおいて重要なポイントになります。覚えて帰って下さい。
4K(2160p) - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RTX 3090 | 109.9 | |
RX 6900 XT | 104.5 | |
RTX 3080 | 98.3 | |
RX 6800 XT | 97.6 | |
RX 6800 | 85.3 | |
RTX 2080 Ti | 76.4 | |
RTX 3070 | 75.9 | |
RX 6700 XT | 69.2 | |
RTX 3060 Ti | 66.1 | |
RTX 2080 S | 65.4 | |
RTX 2080 | 61.2 | |
RTX 2070 S | 56.4 | |
Radeon VII | 54.5 | |
RX 5700 XT | 52.6 | |
RTX 3060 | 49.9 | |
RTX 2070 | 49.4 | |
RTX 2060 S | 47.5 | |
RX 5700 | 47.1 | |
RX Vega 64 | 43.1 | |
RTX 2060 | 41.2 | |
RX 5600 XT | 41.2 | |
RX Vega 56 | 38.8 | |
GTX 1660 Ti | 34 | |
GTX 1660 S | 33.7 | |
GTX 1660 | 29.3 | |
RX 5500 XT | 26.7 | |
GTX 1650 S | 25.2 |
1440p - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RX 6900 XT | 169.6 | |
RTX 3090 | 169.2 | |
RX 6800 XT | 161.2 | |
RTX 3080 | 155.7 | |
RX 6800 | 142.1 | |
RTX 3070 | 126.8 | |
RTX 2080 Ti | 126.7 | |
RX 6700 XT | 122 | |
RTX 3060 Ti | 112.4 | |
RTX 2080 S | 109.4 | |
RTX 2080 | 104.1 | |
RTX 2070 S | 96.7 | |
RX 5700 XT | 93.2 | |
Radeon VII | 93 | |
RTX 3060 | 86.9 | |
RTX 2070 | 85.5 | |
RX 5700 | 83.7 | |
RTX 2060 S | 82.9 | |
RX Vega 64 | 75.2 | |
RX 5600 XT | 73.7 | |
RTX 2060 | 73 | |
RX Vega 56 | 68.3 | |
GTX 1660 Ti | 61.3 | |
GTX 1660 S | 60.6 | |
GTX 1660 | 53.1 | |
RX 5500 XT | 50.3 | |
GTX 1650 S | 47.1 |
1080p - Ultra(最高品質)
22 Games Average | ||
GPU | fps(Max: 240fps) | |
---|---|---|
RX 6900 XT | 209.8 | |
RTX 3090 | 204.8 | |
RX 6800 XT | 201.1 | |
RTX 3080 | 190.9 | |
RX 6800 | 178.8 | |
RTX 3070 | 163.6 | |
RTX 2080 Ti | 163.5 | |
RX 6700 XT | 158.7 | |
RTX 3060 Ti | 147.9 | |
RTX 2080 S | 143.5 | |
RTX 2080 | 138 | |
RTX 2070 S | 129.2 | |
RX 5700 XT | 127.1 | |
Radeon VII | 122 | |
RTX 3060 | 117.2 | |
RTX 2070 | 115.1 | |
RX 5700 | 114.1 | |
RTX 2060 S | 112 | |
RX 5600 XT | 102.5 | |
RX Vega 64 | 101.4 | |
RTX 2060 | 100.1 | |
RX Vega 56 | 93.3 | |
GTX 1660 Ti | 84.8 | |
GTX 1660 S | 84.4 | |
GTX 1660 | 74.8 | |
RX 5500 XT | 71 | |
GTX 1650 S | 66.6 |
最初に注意点を挙げておきます。上のテストでは「CPU」に「Ryzen 7 5800X」が用いられていますが、Ryzen 5000シリーズ(CPU)とRadeon RX 6000シリーズ(GPU)の組み合わせでは、5~10%ほどの性能向上が見込めるため、その分「平均fps」もアップしているものと思われます。よって、Intel CPUを組み合わせる場合、Radeon RX 6000シリーズのGPU性能は、多少割り引いて考えた方が良いでしょう。
「GeForce RTX 2080 SUPER / 2080」は、快適さの一つの目安となる「4K: 60fps」ちょうどのパワーを持つGPUといえます。
ただし、「平均60fps」ということは要所要所でフレームレートの落ち込みが目立つこともあるということでもありますので、余裕という意味では少し物足りないといわざるを得ないでしょう。
もう一つの目安である「FHD: 120fps」も超えていますが、FHDであればカクつきを感じることはまずありません。
また、RTX2080SUPERとRTX2080は、グラフィックボード単体の価格はすでに逆転していて、BTOにおいても「無印」はほぼ見かけませんので、実質的には「RTX2080SUPER一択」と考えても良いと思います。
当サイトでは「GPU」をクラス分けして、それぞれのクラスごとにバランスの取れた構成を「鉄板構成」としておすすめしています。
「ハイエンド級」の鉄板構成は、以下の通りです。
鉄板構成 | |
ターゲット フレームレート | 4K: 60fps~ FHD: 120fps~ |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3090 GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3060 Ti Radeon RX 6900 XT Radeon RX 6800 XT Radeon RX 6800 GeForce RTX 2080 Ti GeForce RTX 2080 SUPER GeForce RTX 2080 |
CPU | Ryzen 9 5950X Ryzen 9 5900X Ryzen 7 5800X Core i9-10900K Core i9-10900KF Core i9-10850K (Core i7-10700K) |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ (SSD) | 高速500GB |
ここでは、各ショップが販売している「RTX 2080 SUPER搭載BTOゲーミングPC」の「価格」を「徹底比較」してみたいと思います。
メニューから「CPU」、「メモリ」、「SSD」、「HDD」の種類や容量を選ぶと、「スペックと価格の一覧表」の該当部分がそろえられて、価格も変更されます。
ただし、「G-Tune」と「G-GEAR」のモデルはGPUごとにモデルが存在するのではなく、ベースモデルからGPUを選択する形ですので、デフォルト(初期状態)のGPUが「RTX 2080 SUPER」と異なる場合は、カスタマイズで変更する必要があります。また、それに伴って「電源」のアップグレードが必要になる場合もあります。
一覧表では、必要なアップグレードは適用済みですが、具体的な内容は各モデルの販売ページでご確認頂きたいと思います。
その他の基本的な見方、使い方は、以下の通りです。
モデル | ▼ CPU / CS | ▼ MEM | ▼ SSD / HDD | 価格 |
---|---|---|---|---|
①:GX9J- C201ZT |
i9-10900K / Z490 |
16GB | H-500GB / 1TB |
¥245,273 |
前述の通り、「RTX 2080」は後継の「RTX 2080 SUPER」にほぼ置き換わりましたので、ここでも後者のみを対象とすることにします。ご了承下さい。
また、そんなRTX2080SUPERも最新の「GeForce RTX 30シリーズ」の登場により世代交代が行われ、これを搭載するBTO PCが随分少なくなってしまいました。
今なら後継のRTX 3080搭載PCやRTX 3070搭載PCなどの方が「コスパ」も良いですから、チェックしてみて頂ければと思います。
それでは、「おすすめPC」のご紹介です・・・が、ご覧の通り、残るモデルは①:G-GEAR neo GX9J-C201/ZTのみとなってしまいました。
「CPU」に関しては、「内蔵GPU(iGPU)」を持たない「F付きCPU」にダウングレードすると「2,000円」ほど安くなりますが、このくらいの価格差であれば「グラフィックボード」が故障した時のことを考えて「Core i9-10900K」のままの方が安心かと思います。
ここからは、当サイトでご紹介している「GeForce RTX 2080」搭載BTOパソコンの「簡易スペック」と「販売ページへのリンク」を掲載していきます。是非、有効に活用して下さい。
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
CPU | Intel Core i9-10900K (10C/20T, 3.7-5.3GHz) |
GPU (VRAM) | GeForce RTX 2080 SUPER (8GB) |
メモリ | 16GB (DDR4-2666, 8GBx2) |
SSD | 500GB (M.2/NVMe) |
HDD | 1TB (SATA3) |
チップセット | Intel Z490 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
保証 | 1年 |
価格 | ¥245,273 (税別) |